『インデペンデンス・デイ』第3作、エメリッヒ監督が製作に意欲示す ─「1作目との関係がより深いものに」

ローランド・エメリッヒによるディザスター・スペクタクル・エンターテイメント、『インデペンデンス・デイ』(1996)が公開から25周年を迎えた。これを記念して、Comicbook.comのインタビューにエメリッヒ監督が登場。どうやら、第3作の製作に現在も意欲的なようだ。
ウィル・スミス主演の『インデペンデンス・デイ』は、タイトルにもなっている独立記念日を控えた米国を舞台に、シティ・デストロイヤーという円盤型の宇宙船で襲撃を仕掛けてきた侵略者と、人間たちとの死闘を描いた物語だ。その続編となる『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)では、20年後を舞台に侵略者たちとの新たな戦いが描かれた。
本作の所有権はもともと20世紀フォックスにあったが、同社の買収により現在はウォルト・ディズニー・カンパニーにある。エメリッヒによると、3作目の可能性を握るのは、ディズニーによるストリーミングサービス、Disney+(ディズニープラス)にあるのだという。「彼らは現在、ストリーミングサービスを所有しており、そこでの作品を必要としています。3作目か、ドラマで物語の続きを描きたいと思っています」。
エメリッヒによると、3作目の構想は、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の製作時から存在していたようだ。「3作目は、1作目との関係がより深いものになっています。なぜなら、多かれ少なかれ、外にはたくさんの生き残りが存在していて、残党たちが集まる惑星に住んでいることが明らかになったので。そして、地球にいた宇宙人がそのことを知り、テレパシーかなにかで女王に伝えて、地球に再び現れることになったわけです」。
エメリッヒは現在、多数の待機作を抱えているため、『インディペンデンス・デイ』シリーズに専念はしていないとのこと。またエメリッヒは、ほかの作り手に監督を引き継ぐことについて「誰がやっても構わないです」と前向きな姿勢を示しながらも、「私はこの作品に強い情熱を持っています」と説明している。監督にとって神聖な作品であるため、コンセプトやストーリー次第ということだろう。
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Source:Comicbook.com