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マーク・ウォールバーグ主演SF『インフィニット』米公開延期に ─ 名匠アントワーン・フークア監督、リモートワークと格闘中

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Gordon Correll https://www.flickr.com/photos/gdcgraphics/29682821190/ | Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mark_Wahlberg_2017.jpg Rexmied by THE RIVER

マーク・ウォールバーグ主演、アントワーン・フークア監督による新作SF映画『インフィニット(原題:Infinite)』の米国公開が大幅に延期されることがわかった。

『インフィニット』は当初、2020年8月7日に米国公開を迎える予定だった。米パラマウント・ピクチャーズの発表によると、新たな米国公開日は2021年5月28日になるとのこと。ロンドン、ウェールズ、ニューヨーク、スコットランド、タイ、メキシコシティ、ネパール、アルプス山脈など世界中で撮影が行われた本作は、2019年12月24日をもってポストプロダクションに移行。パラマウントはSXSW映画祭やCinemaConで映像を公開する予定だったが、いずれも新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で開催中止となっている。

Deadlineによると、フークア監督は現在リモートワークで編集作業を続けているとのこと。プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、「私たちにとって、追加時間が与えられたこと自体は大変良かったと思っています。もちろん、有意義に使えばの話ですけど」と心境を報告した。「作品への情熱と勢いを維持するためにも、本来の公開日を意識して製作を続けることにお互い同意したんです。正しくスケジュールを管理しないと、作品の持つ大事な要素までうっかり切り落としかねませんからね」。

このことにフークア監督も同意しているようだが、リモートでの作業については「面倒でイライラすることもある」と話している。「(編集担当の)コンラッドも、ロレンツォも、私も別々の場所にいます。その中で、各自が作品を見て、感想や体験を言葉で伝えなければならないので。普段ならコンラッドが編集して、出来上がったものを全員で観て、その体験を共有できるんですが。インターネットの接続問題もあるので本当に大変なんです。フリーズしたら待たなきゃいけないし、次に繋がるのは翌日、みたいなね。その結果、感動や興奮などが失われることだってあるんですよ」。

『インフィニット』は、“前前世の記憶に脅かされる男”エヴァン・マイケル(マーク・ウォールバーグ)を主人公とする物語。ある日、エヴァンは自分と同じ秘密を抱えた人々が結成した組織「インフィニット」と出会う。1世紀以上にわたって存在してきたインフィニットのメンバーは、転生を繰り返し、前世以前の完全なる記憶を利用して邪悪なる宿敵と戦ってきたという。彼らは統合失調症を患った男性の見る夢から、前世以前の記憶を取り出していたのだ。

出演者にはマークの他、『それでも夜は明ける』(2013)のキウェテル・イジョフォー、『メイズ・ランナー』シリーズのディラン・オブライエン、『キングスマン』シリーズのソフィ・クックソン、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018)のルパート・フレンド、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のトビー・ジョーンズ、『アトミック・ブロンド』(2017)のヨハネス・ハウクル・ヨハンソンらが参加。脚本は『ウォルト・ディズニーの約束』(2013)『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2016)監督のジョン・リー・ハンコック、『Z Bull ゼット・ブル』(2018)のイアン・ショアが執筆している。

映画『インフィニット(原題:Infinite)』は2021年5月28日に米国公開予定。

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Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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