「アイアンハート」リリ役、オーディションなしで抜擢ウラにあった『ブラックパンサー』1作目落選の過去

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でアイアンハート/リリ・ウィリアムズ役としてデビューしたドミニク・ソーンは1997年生まれ、25歳の若手俳優だ。本作の抜擢ではオーディションを受けずにいきなり指名されたというエピソードがあったが、それには理由があったようだ。実はソーン、『ブラックパンサー』1作目(2018)のオーディションに参加していたことがあったのだという。
1作目当時、ソーンは大学2年生だった。どの役を受けたのかは不明だ。ソーンはシュリ役レティーシャ・ライトの4歳年下だが、もしかしたらシュリの役を受けていたのかもしれない。『ブラックパンサー』のオーディションでソーンは、「将来ぜひご一緒したいけれど、今はまだ経験不足だね」ということで落選したという。その時のソーンは内心、「そうだよね、そうやって全員に言ってるんでしょ」と思ったそうだ。
その後、ソーンは第93回アカデミー賞で6部門にノミネートされた話題作『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021)に出演した。『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督がプロデューサーとして参加した作品だ。この縁があってか、後日ソーンの元に、マーベルのプロデューサー(ネイト・ムーア)から電話がかかってきた。デラウェアの自宅にいるところだった。電話口のプロデューサーは、リリ・ウィリアムズというキャラクターのことを知っているかと言う。
ソーンは「はい」と答えた。リリ役のオーディションへの誘いかと考えたが、なんとその電話はそのままリリ役に正式決定の知らせを与えた。前作のオーディションの出来と、『ユダ&ブラック・メシア』での演技が気に入られたのだろう。
1作目の落選オーディションで「将来ぜひ」と言われたのは社交辞令だと思っていたソーン。「まさか本当だったとは」との驚きを口にしている。
2023年秋には「アイアンハート」として単独ドラマデビュー。今後も続くMCUで、アイアンマン/トニー・スタークの後継者としてますます存在感を示していくことだろう。過去の落選が、思わぬ形で花開いた。
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Source:EW