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アイアンマン&ドクター・ストレンジ、衝突か協力か?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ダウニー・Jr.&カンバーバッチが語る

数多のスーパーヒーローが夢の共演を果たすマーベル・シネマティック・ユニバース作品の最新作、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、随一の注目が集まっている組み合わせといえば、やはりトニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)とドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)だろう。

予告編スポット映像、さらには企業とのタイアップCMでも強力なタッグを見せつけている二人だが、映画本編で彼らはどんなコミュニケーションを取ることになるのか? 演じるロバート&ベネディクトの二人が、シンガポールでのプレス・カンファレンスで詳細を明かした。映像を公開しているのは、現地のニュースメディアChannel NewsAsiaだ。

科学と魔術、衝突か、それとも協力か?

2008年『アイアンマン』からマーベル・シネマティック・ユニバースの顔を務めてきたトニー・スターク/アイアンマンは、大富豪の天才科学者にして、自ら開発したアーマーでヒーローとして活躍してきた人物。かたや『ドクター・ストレンジ』(2016)で初登場した“新顔”ドクター・ストレンジは、元は天才的な技術を有する医師ながら、重症を負ったのちに魔法を会得した驚異の魔術師だ。

以前ベネディクトは、アイアンマンとストレンジの関係について「きっと火花を散らすことになるでしょうね。しかし同時に、お互いが抱えるもの以上に大きな目的のため、手を組むことになるんです」述べていた。このたびシンガポールで行われたプレス・カンファレンスでは、より細やかにその内容が語られている。

「自己主張の強い顎ヒゲ二人が、エゴイスティックな衝突をすることになります。ひとつの部屋に大人びた奴らが複数いるわけですからね。僕たちはちょっとした衝突をするんですが、それは悪いことじゃない。何もバラさずに言えば、この関係がどう展開していくのか、というのが面白いところなんですよ。」

ベネディクトがこう話せば、それに同調するのがロバートだ。

「(二人の関係について)映画を観て知りたかったですね、映画『ドクター・ストレンジ』の大ファンなので……。スーパーヒーロー映画に必要なものを論理的に考えたら、ストレンジこそがその男ですよ。なんでもできる力を持っていて、ありとあらゆる結果を経験できて、一番成功しやすい計画を見つけてこられる。
トニーは、スピリチュアルな解決策が存在することすら最終的には自分が操れると思ってるかもしれませんけど、そんな能力を持っている人間がいるとわかったら、ただ長いこと衝突してはいられないでしょうね。」

やはり、トニーとストレンジの関係性は映画の見どころというべき一大要素となりそうだ。それに夢のチームアップとはいえ、最初からすべて共闘する関係では燃えようがないというものである……。ベネディクトは、二人の特徴をざっと整理してみせる。

「一人は輝かしい実業家で物質主義者、テクノロジーの世界で自分の論理と科学を活かしてきた人物。対して私の方は、東洋の神秘主義に足を踏み入れ、宇宙やマルチバース(多元宇宙)を理解している。ほとんど交わるところがないと思われるでしょうが……あるんですよ。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。こんな具合のチームアップが他にも数々存在するとしたら、もはや高密度すぎて観客の方が処理しきれないのでは……?

Source: CNA, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。