ロバート・ダウニー・Jr.『アイアンマン3』撮影中にセリフの修正を求めていた ― シェーン・ブラック監督が振り返る

マーベル・シネマティック・ユニバースにてトニー・スターク/アイアンマン役を演じたロバート・ダウニー・Jr.が、『アイアンマン3』(2013)の撮影現場にて脚本の修正を申し出ていたことがわかった。同作の脚本・監督を務めたシェーン・ブラックが、最新作『ザ・プレデター(邦題未定、原題:The Predator)』の取材で当時のエピソードを振り返っている。

アイアンマン3

(c)2013 Marvel

誤解のないように記しておくと、シェーン監督は決して『アイアンマン3』の撮影現場におけるロバートの振る舞いをネガティブに捉えているわけではない。むしろ自身初の大作映画で味わった貴重な経験として、ロバートからは教訓を学んだというのだ。


「『アイアンマン3』の時、ダウニーが“ちょっと待って!”って言ったことがあったんです。僕が“撮影してます!”って答えると、“待って、カメラを止めて”って。トレーラー(控え室)に戻って、みんなでセリフを書きましたね。彼は新しいセリフを求めていたんです。そういうことが少しだけあって、僕は彼から教訓を得ましたよ。すごく楽しい経験でしたね。脚本を2年間見つめてきたわけではない、才能ある人たちから出てきたアイデアを取り入れるというのは。」

この体験からシェーン監督は、脚本を現場で柔軟に変更していくというスタイルを学び、そうした方法を『ザ・プレデター』でも取り入れたという。具体的にどのシーンにロバートの提案が入ったかは明かされていないが、シェーン監督とドリュー・ピアースによる『アイアンマン3』の脚本は撮影中もブラッシュアップが加えられていったようだ。

ちなみにシェーン監督によると、『アイアンマン3』では初期編集版から完成版に至るまで実に1時間15分もの映像が削除されたという。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の場合、アンソニー&ジョー・ルッソ監督の編集版は約2時間40分程度とされ、完成版との誤差はさほど大きくない。もちろん監督ごとにスタイルの違いはあるだろうが、編集段階で大幅なカットが施されたこと、撮影中に脚本の変更が入っていたことを鑑みると、『アイアンマン3』にスタジオや監督以外の意向が少なからず反映された可能性は否めないだろう。

映画『アイアンマン3』MovieNEXは現在発売中。

Sources: Collider, ComicBook.com
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

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