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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』退場キャラは今後復活なし?マーベル社長、結末のヒントを示唆

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の観客にとって、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』そして『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は、史上最大のお祭りであり、史上最も恐ろしい試練の時でもある。おなじみのヒーローが結集し、闇の帝王サノスと戦う、その過程では「お別れ」が描かれることが示唆されているのだ。

これまで繰り返し言及されているこの話題について、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が不吉なお知らせを述べている。米Entertainment Weekly誌のインタビューより問題の発言をご紹介しよう。

「お願い事には気をつけるべき」

これまでMCU作品には、折に触れて「死亡したキャラクターが簡単に復活する」という批判が寄せられることがあった。映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のニック・フューリー、『アベンジャーズ』(2012)で退場し、ドラマ『エージェント・オブ・シールド』(2013-)で甦ったフィル・コールソンがその代表例だろう。

インタビュアーはこの批判に言及し、「(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で)もし誰かが死ぬとすれば、今回は本当の死になるんでしょうか?」という、ファンにとっては答えを聞きたいような聞きたくないような質問をファイギ社長にぶつけている。すると社長は、わざわざ意地悪な返事をよこしたのだ……。

そうですね。これまでに映画の中で殺して、再登場していないキャラクターを僕はいつでも暗唱できるんですが……今回、みなさんが注目していることはわかってますから。言えることは“イエス”です。みなさん、お願い事には気をつけるべきですよ。」

これまで『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』については、アンソニー&ジョー・ルッソ監督が「ファンのみなさんには衝撃に備えてほしい」「(登場人物の)誰を殺していいのか知っていた」と述べ、脚本家のクリストファー・マルクスもヒーローの何人かが犠牲になる、または退場することを示唆してきた。もはやサノスとの対決で、誰かが命を落とすことは確定しているかのようだ……。

『アベンジャーズ』第4作をもって、2008年『アイアンマン』に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースのストーリーはフィナーレを迎えるという。しかしファイギ社長は、「物語の終わり=登場人物の死」ではないことを強調してもいるのだ。

「みなさん、いつもそこ(登場人物の死)に飛びますよね。(物語が終わるからといって)必ずしもそういう話をするわけではないんです。僕は『新スタートレック』の「永遠への旅」(編注:同シリーズ最終エピソード)がものすごく大好きで、よくこの話をするんですが、あれはシリーズのフィナーレとして史上最高の一本ですよ。死について描くのではなく、ピカード艦長がクルーとポーカーをするんです。もっと早くからそうしておくべきだったことなんですけどね。」

ある意味でこの発言は、『アベンジャーズ』第4作の結末を予想する上で大きな手がかりとなるものだろう。MCUにおけるピカード艦長とは誰なのか、そしてその人物は今どこで何をしているのか……?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

Source: EW
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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