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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』キャプテン・アメリカの仮説が否定される ― 監督「事実とは言わない、でも……」

映画アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーを手がけるジョー・ルッソ監督(アンソニー・ルッソ監督と共同)が、キャプテン・アメリカにまつわるファンの仮説を否定した。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる情報が含まれています。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
©Marvel Studios 写真:ゼータ イメージ

キャプテン・アメリカ=ノーマッド?

2017年7月、米国のイベントで『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告映像が公開されて以来、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカがひげをたくわえた姿で登場すること、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を経て追われる身になっていることから、コミックファンの間ではひとつの仮説がささやかれていたのだ。
それは、『インフィニティ・ウォー』に登場するキャプテン・アメリカは、コミックに登場する「ノーマッド(Nomad)」になっているのではないか、というものだった。

「ノーマッド」とは、コミックにおいてスティーブ・ロジャースがアメリカ政府の腐敗に絶望した際、キャプテン・アメリカの名前を捨ててその代わりに名乗った名前だ。祖国という故郷を失った男として、彼はヒーロー活動を再開するのである。

これまで出演者たちは、この「キャプテン・アメリカ、ノーマッド化説」を裏付けるような振る舞いを続けてきたという。バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタンが『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のポスターに“I’m Nomad.”なる書き込みを施したほか、キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスでさえ、ファンへのサインに“Cap”や“Nomad”と記していたようなのだ。

しかし2017年10月、ジョー・ルッソ監督は、米ESPN局のポッドキャスト“Fantasy Focus Football”にてこの仮説を否定している。

「(スティーブ・ロジャースへの)僕たちのアプローチは、新しい方向へ導くため、彼を解体してしまうということでした。つまり、キャプテン・アメリカというキャラクターは、その背後にあるテーマを抜きにして描けるものではないんです。だから、その問題に繋げていきたかったし、彼には組織の指揮系統について疑問を抱いてほしかった。」

こうしたテーマは、ルッソ監督が初めてキャプテン・アメリカを扱った映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で真正面から描かれ、『シビル・ウォー』でより強調されていた。こうした一連の物語は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でさらに進展することになりそうだ。

「今後の『アベンジャーズ』で、彼は人間として、非常に個人的な道のりを行くことになります。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でノーマッドになるんじゃないかと推測している方がいますが、“いかにも、彼はノーマッドだ”とは言いませんよ。でも、その精神を体現する人物ではありますね。」

監督の言葉を信じるなら、キャプテン・アメリカは、そのビジュアルを変えながら、しかしキャプテン・アメリカとしてヒーローであり続けることになるのだろう。
ちなみにエヴァンスは、ヒゲをたくわえたキャプテン・アメリカの新たなビジュアルについて、「とても良かったですよ。物語や、彼が経験していることにふさわしくて」コメントしているが……これまた苦悩の続く戦いになりそうだ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。

Sources: https://marvelstudiosnews.com/2018/01/15/joe-russo-steve-rogers-isnt-nomad-avengers-infinity-war/
http://www.espn.com/espnradio/play?id=21000490
©THE RIVER

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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