本物の宇宙飛行士が『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を鑑賞、感想は「芸術は科学を模倣し、科学も芸術を模倣する」「本当に刺激的」

80億人の命をかけ、人類最後の“イチかバチかの賭け”として宇宙の危機に挑んだ男。しかし、彼は1人ではなかった……。宇宙船での決死ミッションを描いた映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を、「アルテミス2」オリオンの乗組員として宇宙飛行中の乗組員ジェレミー・ハンセンらが事前に鑑賞していたようだ。カナダ宇宙庁の番組内で、その感想を語っている。
NASAの有人月周回探査計画「アルテミス2」は、人類が半世紀以上ぶりに再び月へ向かう有人飛行ミッション。2026年4月1日に打ち上げられると、6日に月の裏側を通過し、人類史上「最遠」の宇宙飛行を実現した。
4人組の乗組員の1人であるハンセンは、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』主演ライアン・ゴズリングと同郷のカナダ出身で、月飛行ミッションに参加した初の非米国人だ。カナダ宇宙庁のインタビュー企画で、「僕たちはすごくラッキーで、『ヘイル・メアリー』を隔離中に鑑賞させてもらえたんです」と宇宙船内から明かしている。「家族と一緒に家で見られるようにリンクを送ってもらえて、嬉しいサプライズでしたし、僕たちが宇宙の冒険に旅立つ準備をさせてもらえました」。
ライランド・グレースの冒険を鑑賞し、宇宙へ旅立つ士気を高めていたハンセン。もしもゴズリングに質問するのなら、という問いかけに「“芸術は科学を模倣し、科学も芸術を模倣する”らしい、ということですね」と答えると、映画の感想を次のように述べた。
「この映画で、彼は素晴らしい演技を見せています。人が役に全力で打ち込む姿を見るのは素晴らしいことです。本当に刺激的な例だったと思いますし、人類を救うために、やるべきことをやるべく繰り出した人の物語です。僕たち全員が従うべき、並外れた物語です。あの映画には本当に高揚させられましたし、刺激をもらえたと、みんな思っていますよ。」
公式発表によると『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は6日までに全世界約671億8,397万円(約4億2,078万ドル)の興収を突破し、Amazon MGMスタジオ史上最大のヒットを記録。その興奮と感動を乗せて、いま宇宙船オリオンは月の裏側まで届いている。
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