ホアキン・フェニックスがナポレオン演じる、リドリー・スコット監督と新作映画でタッグ

『ジョーカー』(2019)のホアキン・フェニックスが、巨匠リドリー・スコット監督の新作映画『Kitbag(原題)』でフランスを代表する軍人・革命家・皇帝であるナポレオン・ボナパルトを演じることがわかった。米Deadlineなどが報じている。
フランス革命で軍人としての実力を示したナポレオン・ボナパルトは、1804年にナポレオン1世として皇帝となり、独裁政権を樹立した。巨大な軍隊をもってヨーロッパの征服を目指し、あまたの戦争の末にヨーロッパ大陸をほぼ手中に収めるも、のちに周辺諸国での抵抗によって失脚。1814年に退位すると、1821年にセントヘレナ島にて没している。
『Kitbag』はナポレオンという人物の起源や、容赦も恐れも知らずに皇帝へと上り詰めていくさまを、最初の妻ジョゼフィーヌとの熱烈だが不安定な関係性を通じて描く物語。ナポレオンが戦った名だたる戦争はもちろんのこと、軍人としての野心や戦略家としての一面など、その人物像がユニークな解釈で紐解かれるという。脚本はリドリー・スコット監督と、『ゲティ家の身代金』(2017)のデヴィッド・スカルパが共同執筆。スコットはプロデューサーも兼任し、製作は20世紀スタジオが務める。
数々のプロジェクトを控えるスコット監督は、ベン・アフレック&マット・デイモン&アダム・ドライバー共演の次回作『ザ・ラスト・デュエル(原題:The Last Duel)』の撮影を2020年10月14日(米国時間)に終了。新型コロナウイルスの影響を受けて製作中断を余儀なくされていたが、無事に本撮影を終えることとなる。2021年3月からは、レディー・ガガやロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、アダム・ドライバー、ジャレッド・レトが出演する『グッチ(原題:Gucci)』を撮影予定。本作『Kitbag』は同作に続いて撮影される計画だという。