ジョン・ウィックはニック・フューリー的ポジションになる?映画『バレリーナ』への橋渡し、プロデューサーが示唆

今後も積極的にユニバースを拡大していく『ジョン・ウィック』シリーズ。キアヌ・リーヴス演じる主人公ジョン・ウィックは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)におけるニック・フューリー的ポジションとなっていくかもしれない。
シリーズ最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)で有終の美を飾ったジョン・ウィック。メインシリーズにおける今後の再登場は未定だが、スピンオフ映画『バレリーナ(原題)』に登場することがわかっている。同作は、『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)に登場したバレリーナを主人公とする物語だ。
米ScreenRantではプロデューサーのベイジル・イヴァニクが、『ジョン・ウィック』ユニバースについて語る中で『バレリーナ』に言及。比較的ニッチなキャラクターの単独映画化とあって、製作陣は既存シリーズとの関連性を強く意識しているようだ。「『ジョン・ウィック』の世界から多くの人間を連れて行きます。“これなら知っている。『ジョン・ウィック』の世界だ”と思える橋渡しとなります」とイヴァニクは語っている。
こうした上で、イヴァニクは「マーベル映画全てにおけるサム(サミュエル・L)・ジャクソンのようなもの」と例えを持ち出す。「最新の『エターナルズ』(編注:『マーベルズ』のことと思われる)を観ましたが、またサム・ジャクソンが出ていましたよね」。ジャクソンがMCUで演じてきたニック・フューリーは、並行展開していくMCU作品間の橋渡し役を担ってきた人物。その役割がジョン・ウィックに託されていることが示唆された。
一方、「私たちはここまではやらないと思います」とも付け加えているように、その比重も重要となってくる。「“これは価値のあるスピンオフ”だと思ってもらえるような新しいこと、そして『ジョン・ウィック』の映画でウケたことのバランスが大切だと思います」とイヴァニク。「難しいバランスなんですけどね。これこそ私たちが苦戦……いや、正しくは絶え間なく熟考していることです」と試行錯誤のプロセスを語った。
『バレリーナ』のほか、『ジョン・ウィック』シリーズからはアニメ作品とドラマ作品の製作が判明している。内容は明らかになっていないが、同様にユニバース内の繋がりが意識された仕上がりに期待したい。
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Source: ScreenRant