アーロン・テイラー=ジョンソン、次期ジェームズ・ボンドの噂に反応 ─「ポジティブなこともネガティブなことも書かれる」

ダニエル・クレイグによるジェームズ・ボンドの最後の作品『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)公開から1年以上が経ったが、このところ、『ブレット・トレイン』(2022)のアーロン・テイラー=ジョンソンが次期ジェームズ・ボンドを演じるのではないかという噂がまことしやかに囁かれている。この噂は実はアーロン本人の耳にも届いているようだ。米Vanity Fairでのインタビューにて明かしている。
『007』シリーズでプロデューサーを務めたバーバラ・ブロッコリがアーロンと打ち合わせをした、アーロンがオーディションを受けたという噂が流れ始めたのは2023年が明けてすぐのこと。英ゴシップ誌の「THE SUN」や米Puck Newsが本件に触れているとのことだが、現時点でどこからも公式なコメントは発表されておらず、まさしく「噂」以上のものは何もない。
この噂はアーロン本人も知るところとなっており、インタビュアーから「あなたがジェームズ・ボンドを演じる話し合いをしているという噂についてはどうですか?」と単刀直入に尋ねられた。アーロン自身が一番驚いているのだろうか、「お世辞ですよ」と返している。
「自分について何かすごくポジティブなことが書かれることもあるけど、同時にネガティブなことも出回るじゃないですか。自分のやるべきことだけを考えて、地に足をつけて、自分が愛する、そして自分を愛してくれる人たちのそばに、そしてその世界にいたいだけです。自分についてとやかく言うイヤな人のことを信じ始めたら、正気を失ってしまいますよ」
トップ俳優となっても、決して浮かれることなく、自らに与えられた役割を着実に果たそうとする実直なアーロン。2023年10月6日に米国公開となる『スパイダーマン』シリーズの人気ヴィランの実写映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題)』では主演を務め、『ブレット・トレイン』のデヴィッド・リーチ監督の次回作『The Fall Guy(原題)』でも再タッグとなりオファーは途絶えることがない。
一方、『007』シリーズで長年プロデューサーを務めたマイケル・G・ウィルソンは「次期ボンドには30代の俳優を起用する可能性がある」と仄めかしており、現在32歳のアーロンに白羽の矢が立っても何の不思議もないはず。噂はあくまでも噂にすぎないが、アーロンの人気ぶりを見ればどこか期待せずにはいられない、興味深いトピックであることは確実だ。
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Source:Vanity Fair