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DC映画『ジョーカー』撮影開始 ― キャスト・スタッフ正式発表、ブラッドリー・クーパーがプロデューサーとして参加

ジョーカー

米ワーナー・ブラザースは、DCコミックス作品を原作に“狂気の犯罪王子”ジョーカーの起源を描く映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』の撮影が始まったことを発表した。あわせて本作の出演者とスタッフも正式に告知されている。

『ジョーカー』で主人公アーサー・フレック/ジョーカーを演じるのは、既報の通り『ザ・マスター』(2012)や『ビューティフル・デイ』(2017)のホアキン・フェニックス。社会から無視された男を現実的なタッチで、より広い意味での教訓をもって描く作品になるという。なお、ホアキン演じるアーサーの姿は先日公開されている

またワーナーは、同じく出演が報じられていた名優ロバート・デ・ニーロ、『デッドプール2』(2018)のザジー・ビーツ、ドラマ「シックス・フィート・アンダー」(2001-2005)や映画『ブロークン・フラワーズ』(2005)のフランセス・コンロイが出演することを認めている。

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そのほか出演者には、現在の映画・ドラマ界で活躍する精鋭が揃った。「ザ・ナイト・オブ」(2016)や映画『レッド・スパロー』(2018)などのビル・キャンプ、同じく「ザ・ナイト・オブ」や「ビリオンズ」(2016-)のグレン・フレシュラー、「ナイト・マネジャー」(2016)のダグラス・ホッジ、「GLOW:ゴージャス・ レディ・オブ・レスリング」(2017-)など俳優としても活躍するスタンダップ・コメディアンのマーク・マロン、『ジーサンズ はじめての強盗』(2017)のジョッシュ・ペイズ、そして『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)や『キングコング:髑髏島の巨神』(2016)のシェー・ウィガムだ。

なお本作には、ブルース・ウェインの父親トーマス・ウェイン役で『ミッション:インポッシブル』シリーズのアレック・ボールドウィンが出演すると報じられていたが、アレックはスケジュールの都合で出演を見送っている。その後任者には、『ダークナイト・ライジング』(2012)やドラマ「ナルコス」(2015-)のブレット・カレンが起用された。

『ジョーカー』で脚本・監督を務めるのは、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本は『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーが務める。
またプロデューサーにはフィリップス監督のほか、『ハングオーバー!』でタッグを組んだ俳優のブラッドリー・クーパー、『沈黙 -サイレンス-』(2016)などのエマ・ティリンガーが就任した。製作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)にはティリンガーとともに近年のマーティン・スコセッシ作品を手がけるリチャード・バラッタ、『ハングオーバー!』シリーズのジョゼフ・ガーナー、業界の重鎮ブルース・バーマンが名を連ねている。

なお撮影監督は『ハングオーバー!』シリーズやハリウッド版『ゴジラ2(邦題未定、原題:Godzilla: King of the Monsters)』のローレンス・シャー、美術監督は『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のマーク・フリードバーグ、編集は『ウォー・ドッグス』(2016)などでフィリップス監督と組んだジェフ・グロス、そして衣裳デザイナーは『ファントム・スレッド』(2017)と『アーティスト』(2011)でアカデミー賞を射止めたマーク・ブリッジスが務める。

映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定

[お詫び]
記事初出時、ブレット・カレンの役柄について誤りがございました。現在は正しい情報に訂正しております。謹んでお詫びを申し上げます。

Sources: Business Wire, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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