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【更新】DC映画『ジョーカー』“ドナルド・トランプ風”トーマス・ウェイン登場 ― アレック・ボールドウィンは出演否定

アレック・ボールドウィン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28246306070/

【更新 2018年8月31日】
トーマス・ウェイン役で出演すると報じられたアレック・ボールドウィンは、スケジュールの都合で出演を見送ったことが伝えられている。本記事は報道初期の内容を残したものである。

1980年代を舞台にジョーカーのオリジン・ストーリーを描くDC映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』に、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)でCIA長官アラン・ ハンリーを演じたアレック・ボールドウィンが出演することがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

アレック・ボールドウィン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28246306070/

アレックが演じるのは、バットマン/ブルース・ウェインの父親トーマス・ウェイン。トーマスは1939年にコミックへ初登場を果たした。コミックでは医師・慈善活動家としてゴッサム・シティで活躍していたものの、ブルースの目の前で妻と共に強盗によって殺害されてしまう。この事件はブルースの人生に大きく影響を与え、後にバットマンとなる大きなきっかけとなった。

バットマンのストーリーを伝える上で欠かせない存在であることから、トーマスは数々のバットマン作品に登場。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)では、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)のジェフリー・ディーン・モーガンが演じたことが記憶に新しい。
なお『ジョーカー』は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や『ジャスティス・リーグ』(2017)などのDC映画ユニバースからは独立した世界観をもつ。そのため、本作のトーマス役はモーガンではなく独自のキャスティングとなっているわけである。

本作ではジョーカーが主人公ということもあり、これまでの映画に登場してきたトーマス・ウェインとは少し違う人物像が描かれるようだ。米The Hollywood Reporterによると、本作では“悪趣味な、日焼けしたビジネスマン”で、1980年代のドナルド・トランプのようなキャラクターになるという。
ちなみにアレックはテレビ番組「Saturday Night Live」で2016年よりドナルド・トランプ役を熱演。この役柄でプライムタイム・エミー賞コメディ部門の助演男優賞をも受賞している。“ドナルド・トランプのような”トーマス・ウェインを演じるのに、これ以上ふさわしい人物はいないだろう。

『ジョーカー』で主演を務めるのは、『ザ・マスター』(2012)や『her/世界でひとつの彼女』(2013)などのホアキン・フェニックス。ホアキン演じる、のちにジョーカーとなる青年を狂わせるトーク番組の司会者役に名優ロバート・デ・ニーロ、青年から興味を寄せられるシングルマザーのソフィー・ドゥモンド役に『デッドプール2』(2018)のザジー・ビーツ、その母親役として、ドラマ「シックス・フィート・アンダー」(2001-2005)や映画『ブロークン・フラワーズ』(2005)のフランセス・コンロイも出演する。脚本・監督は、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本として『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーも参加している。

映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定。なおDeadlineによると、撮影は2018年9月10日に開始されるということだ。

Sources: Deadline, The Hollywood Reporter

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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