セバスチャン・スタンとドン・チードル共演の強盗映画にジョン・ハムが刑事役で交渉中、監督はスティーブン・ソダーバーグ

『ベイビー・ドライバー』(2017)『リチャード・ジュエル』(2019)のジョン・ハムが、『オーシャンズ』シリーズなどで知られるスティーブン・ソダーバーグ監督新作の犯罪映画『キル・スイッチ(原題:Kill Switch)』に出演交渉中であることがわかった。米Colliderが報じている。
『アベンジャーズ』シリーズでウォーマシン、ウィンター・ソルジャーをそれぞれ演じたドン・チードルとセバスチャン・スタンが共演する本作の舞台は、1950年代のデトロイト。押し込み強盗に手を染める犯罪者トリオ(チードル、スタン、もう1人は不明)の調子が傾き始めた時、互いが互いを裏切っているのではないかという疑念が生まれ…。報道によると、ハムはスタンとチードルらを追う刑事を演じる。
2019年11月時点で、『アベンジャーズ』シリーズ最強のヴィラン、サノスを演じたジョシュ・ブローリンが、チードルとスタンと共に犯罪者トリオの1人として出演交渉中と報じられていた。マーベル映画のヒーロー&ヴィラン俳優のチームアップが期待されたが、主演・製作総指揮を務めるAmazonドラマシリーズ「アウター・レンジ(原題:Outer Range)」との調整がつかず決裂となったという。
脚本は、ソダーバーグ監督作「モザイク」(2018)のエド・ソロモン。過去には、『グランド・イリュージョン』シリーズや『メン・イン・ブラック』(1997)を執筆した。プロデューサーは「モザイク」のほか、ソダーバーグとともに「ゴッドレス -神の消えた町-」(2017)をプロデュースしたケイシー・シルバーが務める。2020年夏を目処に、撮影が開始されるという。放送局・配信元は未定だが、ソダーバーグ監督が3年間の包括契約を結んだHBOあるいはHBO Maxになるとの見立てもある。
ハムは、「マッドメン」シリーズでエミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞。今後はトム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』への出演を控えている。エミリー・ブラントとジェイミー・ドーナン共演のロマンス映画『Wild Mountain Thyme (原題)』の撮影も終えたという。
Source:Collider