『ジュラシック・ワールド』第3作、新型コロナによる物語の変更なし ─ コリン・トレボロウ監督、編集作業に集中

『ジュラシック・ワールド』シリーズの第3作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』の撮影は、新型コロナウイルスの影響で約4ヶ月間の中断ののち、7月上旬より再開となっている。この中断期間で、監督・脚本を務めるコリン・トレボロウはじめ制作陣は手を止めること無くリモートワークにて製作を継続していたが、どうやら脚本に関する大きな変更は無さそうだ。
このたび「サンディエゴ・コミコン」のオンライン版「Comic-Con@Home」でのパネルイベントに登場したトレボロウ監督は、米Colliderの司会者より「この撮影中断期間で、脚本や舞台セットへの影響はありましたか?また、実現したかったことを別の方法で行うというようなことを考えられましたか?」と尋ねられた。これに対して監督は、「そんな休みが取れたら良いですね。自分が何をしていたのかとか、上手くやったり確かめたりするために立ち止まって考えられたら、みんなこれに賛成すると思いますよ」と返答。「特に、何か本当に新しいことをしようとしていたり、信じていたものが上手くいってたりする時なんかはそうですね。私はこれができました」と、この中断期間で『ドミニオン』の製作過程を振り返る機会が得られたことを監督は明かしている。
こう語るトレボロウ監督は、この中断期間で「(『ドミニオン』の)脚本はそんなに変えていない」ことを明かしており、物語を元々の計画に忠実な方法で進行させる意向だ。その一方で、「複数のシークエンスを分けて、視覚効果のパイプライン(道筋)を作ることは間違いなく出来ました」と監督。この中断期間は、脚本作業よりも編集作業に集中していたという。
多くが謎に包まれている脚本について、クレア役ブライス・ダラス・ハワードが「最高で、読んでいて気分爽快なものでしたよ」と明かしているように、期待はかなり大きい。首を長くして待つことにしよう。
映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は2021年6月11日米国公開予定。
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