『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』ヴィランの征服者カーンは「ロキ」黒幕とは別人 ─ 一人二役の俳優、違いを実感

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の『アントマン』シリーズ第3作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』に登場するヴィラン、征服者カーンを演じるのは、MCUドラマ「ロキ」(2021)からの連続出演となるジョナサン・メジャーズ。現在も撮影に挑むメジャーズは、「ロキ」と『アントマン』の現場に大きな違いを感じているという。
本作で描かれるのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の物語。撮影は、2021年7月下旬より英ロンドンで実施されており、10月中旬に折返しを迎えている。メジャーズが演じるキャラクターは、マーベル最強のヴィランとも言われる征服者カーン。「ロキ」でメジャーズが演じた“在り続ける者”の変異体である。
英Total Filmの取材で「『ロキ』の現場はかなり緩くて、自由に感じました。MCUそれ自体もそうですが、上層部の方たちはすごく寛大なんです」と語るメジャーズは、その一方で2度目のMCUに難しさも感じているようだ。『アントマン』の現場について、以下のように語っている。
「キャラクターが違うと、動きも変わってきます。演じるキャラクターによって、僕の心理状態も変わっていきました。“在り続ける者”は『アントマン』では存在しません。登場するのはカーンなんです。
僕の周りにいる人間も─キャストや主演のポール・ラッドを含めて─違います。ポールはトム(・ヒドルストン)ではないですし、今回はドラマではなく映画です。僕は『ロキ』(の配信)が終わってからずっと、今作の現場に参加しています。」
こう語るメジャーズは『アントマン』での役作りのために、携帯の待ち受け画面を原作コミックの征服者カーンに設定しているのだという。2021年10月上旬、撮影の合間を縫って出演した米トーク番組では、メジャーズが自身のスマホを取り出し、観客に画面を見せている。こういった公の場でネタバレをしてしまう不安についても語るメジャーズだが、カーンについては大部分がベールに包まれているため、今のところは秘密をしっかりと守れているようだ。
Source: Total Film(参照:Gamesradar+),Jimmy Kimmel Live