『ベスト・キッド』新作映画、「マンダロリアン」ミンナ・ウェンが出演へ ─ ヒロイン役も決定
大人気シリーズ『ベスト・キッド』の新作映画について新たなキャスト情報が到着した。「マンダロリアン」(2019-)のフェネック・シャンド役で知られるミンナ・ウェン(ミン・ナ)と、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーの出演が決定したことを米VarietyとThe Hollywood Reporterが報じている。
オリジナルの『ベスト・キッド』(1984)は、高校生のダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)が、空手の達人ミスター・ミヤギ(パット・モリタ)から手ほどきを受け、空手大会を目指す物語。のちに続編3作が製作され、2010年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンによるリメイク版も公開された。また、1作目の34年後を描くNetflixのTVシリーズ「コブラ会」(2018-)も人気を博し、全5シーズンまで配信されている。
新作映画には、ラルフ・マッチオとジャッキー・チェンが同じ役で出演予定。これによって、別々とされてきた2つの『ベスト・キッド』ユニバースが接続されることになる。
ミン・ナの演じるキャラクターは、新作映画の詳細なプロットと同様、現時点ではベールに包まれている。中国からアメリカに移民してきた4人の女性とアメリカで生まれ育った娘たちを描く群像劇『ジョイ・ラック・クラブ』(1993)で国際的評価を獲得した後、ディズニー長編アニメ『ムーラン』シリーズで主人公ムーランの声を務めたほか、「ER緊急救命室」(1995-2004)や「エージェント・オブ・シールド」(2013-2020)などのTVシリーズでも存在感を発揮した実力派だけに、『ベスト・キッド』新作でも重要な役どころとなることが期待される。
スタンリーが演じるのは、同じく新キャストとして登場するジョシュア・ジャクソンの娘役。何千もの若手俳優からオーディションで主役の座を射止めたベン・ウォンの恋の相手役となる模様。マッチオやジャッキー、ミン・ナといったベテラン俳優に交じって、ウォンやスタンリーといったフレッシュな面々の活躍に注目が集まる。
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監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)や「ノット・オーケー」(2020)のジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバーが担当。プロデューサーには『プラダを着た悪魔』(2006)や『トワイライト』『パーシー・ジャクソン』シリーズなどで知られるカレン・ローゼンフェルトが就任した。
本作は2024年12月13日の米公開を目指し、春頃の撮影開始が見込まれている。
▼『ベスト・キッド』 の記事
Source:Variety,The Hollywood Reporter