キアヌ・リーブス、自分のアメコミ『BRZRKR』映画化で監督も担当か ─ 可能性は「33%くらい」と微妙なライン
キアヌ・リーブスが手がけるコミック『BRZRKR(原題)』の映画化企画について、キアヌ本人が監督を担当する可能性が浮上してきた。米Colliderのインタビューにて明らかになった。キアヌは原作のライティング、実写映画での主演、アニメ版での声優を行っている。
『BRZRKR』は、キアヌがコミックライターとしてデビューを飾る、全12号のシリーズ。主人公は不死身で半神半人の“B”。呪いにより暴力に取り憑かれ、何世紀にも渡って地球を彷徨い続けてきた後、ついに救いの手が差し伸べられるという筋書きだ。
本作は2021年3月3日に米刊行されてから1ヶ月足らずで61万5,000部以上と大ヒットを記録。Netflixによるアニメスピンオフ&実写映画の製作も現在準備中だ。実写映画企画では、脚本を手がけるマットソン・トムリンが草案が完成したことをツイートしたところである。
この度キアヌは、「数日前に手元に届いたものの、まだ脚本は読めていないんです」と明かした。「ただ、自分で監督しようかなと考えだしたところです」とし、その可能性については「33%くらい」とのこと。
過去には『ファイティング・タイガー』(2013)で監督を務めた経験のあるキアヌ。脚本の執筆に一部関わったことで「他の誰かに引き渡すのではなく、自分で監督しなければ」という想いに駆られたそうだ。「『BRZRKR』に関してはまだ脚本も読んでいないし、その境地には至っていませんが、コラボレートしてくれる人がこの作品にもたらしてくれるものにも興味があります」と語っている。
33%という絶妙なパーセンテージに対して、『BRZRKR』のイラストレーター、ロン・ガーニーは「どうか数字を上げてくださいよ。これはあなたの作品なんだから、あなたが撮るべきだ。クリント・イーストウッドだってそうしているのだし」とキアヌにメガホンを取ることを勧めている。
33%という控えめながらも非現実的ではないラインにキアヌらしさを感じるが、自身で監督・主演となれば、より原作に忠実な世界観が再現されるはず。ガーニーと同様に、可能性が上がるのを楽しみに待とう。
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Source:Collider