キアヌ・リーブスが作家デビュー、自ら手がけるアメコミ『BRZRKR』から小説版を発表

『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズなどで知られる俳優キアヌ・リーブスが作家デビューを飾ることがわかった。米Deadlineが報じている。
キアヌの記念すべき小説1作目となるのが、自身が手がけたコミック『BRZRKR(原題)』の世界観で物語が展開されるという『The Book of Elsewhere』。『BRZRKR』は、呪いにより暴力に取り憑かれ、何世紀にも渡って地球を彷徨い続けてきた不死身で半神半人の“B”についに救いの手が差し伸べられるという物語。今回発表された小説では、不死への鍵を探す一千年の旅に出る不死の兵士の物語が描かれる。
キアヌは、『《バス=ラグ》』シリーズの著者として知られるファンタジー作家のチャイナ・ミエヴィルと共同で執筆。すでに出版の手筈も整えられており、北米では2024年7月23日に発売開始予定だ。米ランダムハウス傘下のデル・レイが版権を獲得し、同社編集長兼バイスプレジデントのベン・グリーンバーグが編集を担当するという。あわせて、オーディオ版もリリースされる。
2021年刊行のコミック『BRZRKR』はIPの横展開にも積極的で、Netflixより実写版映画版とアニメスピンオフシリーズが企画中。キアヌは映画版に主演、アニメ版に声優として参加しており、前者では監督を務める可能性も浮上していた。
今回の発表にあたり、キアヌは声明の中で「一番好きな作家の1人であるチャイナ・ミエヴィルと『The Book of Elsewhere』で仕事を共にできたのは特別な機会でした」と述べている。「チャイナは私が望んでいたものを正確に再現してくれました。物語のための明確な構造や『BRZRKR』の世界で自分が描きたいと思うことを持ち込んでくださり、私もとても気に入りました。彼の構想にワクワクしましたし、共同作業の一端を担うことができて光栄です」。
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Source:Deadline