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バリー・コーガン、『ザ・バットマン』オーディションテープの費用はたった10ドル ─ イメージは『時計じかけのオレンジ』

https://x.com/BritishGQ/status/1576938050508460032?s=20

『ダンケルク』(2017)『エターナルズ』(2021)『イニシェリン島の精霊』(2022)などで知られるバリー・コーガンは、DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)でもただならぬ雰囲気を漂わせていた。

実は起用が決まる前から、自らオーディションテープをマット・リーヴス監督のチームに送っていたコーガン。米Esquireのインタビューでは、その十分すぎる気合とは対照的に、かかったコストは、コスチュームショップで杖とハットを購入するための10ドルだけだったことを明かしている。動画のインスパイア元は、故スタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』(1971)だったそうだ。

「キューブリック的な対称性のある感じ、背中にXの文字、ドアの枠は真四角、全てを四角にしたかった。それで、ただふらふらと揺れ動いてみたかったんです。揺れ動いて、惹き付ける感じで。僕のアイデアはそれだけでした。そして、“このテープを送っちゃおう”と思ったんです。」

費用はお手頃プライスながら、動画をよく見返すと、画角にこだわった構図やストリングスが醸し出す雰囲気は確かにキューブリック風。何よりコーガンの存在感が起用の決め手に違いないが、自らオーディションテープを製作して送ってみるというフットワークの軽さも、彼のクリエイティビティに寄与しているのかもしれない。

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ロバート・パティンソン演じる若き日のバットマン/ブルース・ウェインを描いた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』。ポール・ダノ演じるリドラー、コリン・ファレル演じるペンギンが登場した中、コーガンが演じたアーカムの囚人は続編にも登場するだろうか? 2022年10月の時点で、コーガンは「連絡があれば、すぐにヴィランにカムバックする準備は出来ている」とだけ語っていた

現在、コーガンは『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)エメラルド・フェネル監督の新作映画Saltburn(原題)が米国での公開を控えている。『WAVES/ウェイブス』(2019)のトレイ・エドワード・シュルツ監督による新作映画(タイトル未定)ではジェナ・オルテガ、ザ・ウィークエンドらと共演予定と、今や各方面から引っ張りだこである。

Source:Esquire

Writer

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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