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『キングコング:髑髏島の巨神』サミュエル・L・ジャクソン インタビュー!コング対メイス・ウィンドゥの決着は?

2017年3月15日、東京は新宿、ゴジラロードにて映画『キングコング:髑髏島の巨神』ジャパン・プレミアが開催され、主演のトム・ヒドルソンほか、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンが来日を果たした。この度THE RIVERでは、今作でブレストン・パッカードを演じたサミュエル・L・ジャクソンにスペシャル・インタビューを敢行。今作で自身が演じた役柄についてや撮影秘話ほか、「キングコングとメイス・ウィンドゥ、どっちが強い?」といった質問にも楽しげに答えてくれた。ファンなら大興奮間違い無しの、貴重なインタビューの様子をお届けしよう。

『キングコング:髑髏島の巨神』ブレストン・パッカード役 サミュエル・L・ジャクソン インタビュー


ブレストン・パッカードという男について

©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

今作でサミュエル・L・ジャクソンが演じたブレストン・パッカードは、いかにもアメリカの模範的な軍人らしいキャラクターだ。アメリカ軍は戦地で仲間が死体になろうとも、身体を祖国に連れ戻すという伝統があるそうだが、そのことを知ってこの映画を観ると、パッカードの言動がすべて理解できる。しかし、日本ではそのことを知っている観客は少なくなっているのでは。そのためパッカードは”狂気の人間”に捉えられる危険性もあるだろう。ところで、アメリカ軍では今現在もその伝統は残っていて、観客はみんなそれを知っているのだろうか。

「(連れ戻すのは)時々ですね。
全員を連れて戻すという伝統は今でも米軍内では引き継がれているそうです。パッカードは部下たちの死を経験し、復讐にかける鋼鉄の意志を持っている。部下を生還させたい思いや、忠誠を誓うということが色濃く出ているキャラクターですね。でも、復讐するという文化はアメリカに限っていないと思う。日本文化にも復讐はありますよね?ファミリーを思っての復讐なんです。」

戦争映画としての『キングコング』

『キングコング:髑髏島の巨神』ブレストン・パッカード役 サミュエル・L・ジャクソン インタビュー

今作は怪獣映画としても勿論、戦争映画としても非常に面白い。”『地獄の黙示録』のモンスター映画バージョン”のような側面も持っている。サミュエルは、「戦争映画の要素も強い。優秀な軍事アドバイザーもつきました」と語ってくれたが、では、戦争映画らしさはどれほど意識したのだろうか。今作におけるサミュエルは、“戦争映画らしさを1人で担っている”ような印象もあるが…。

むしろ戦争映画らしさは意識しないように努めました。全てが始まるヘリコプターのシーンでは、誰もが”ワルキューレの騎行”を思い出すでしょうからね。

僕が何よりも強く意識したのは、リーダーらしさを出すことです。強い意志がある男に見えるように努めました。他の人物たちがうろたえている最中でも、誰かが”生き残るチャンスはある”と伝えなければならない。デカくて強くて速いバケモノがいたら、人間は生き残る術を探るのが常ですよね。」

過去の『キングコング』との違いは”ヤング・コング”

©THE RIVER
©THE RIVER

1933年のオリジナル版に始まり、これまで何度も映像化されているキングコング。歴代のキングコング映画の中でもサミュエルのお気に入りと、過去作との違いについて尋ねられると、「お気に入りは1933年のオリジナル版」と答えた。

「あれは前代未聞でした。1933年当時で相当革新的な技術で映像化されていましたよね。
過去作との最大の違いは、今回のコングは史上最大で、そして最も若いということ。彼は言わば10代にも満たない”ヤング・コング”で成長途中にある。時代設定が1973年にされているのは、コングの成長が演出できるからだと思います。」

サミュエルは、「2017年か2018年ごろになって、何らかの巨大なモンスターと対決する頃には大人になって、かなり手強い存在になっているはず」と、今後コングがゴジラと激突する未来を示唆した。

“サミュエル・L・ジャクソン、だいたいどの大作映画にも出ている”件について

『キングコング:髑髏島の巨神』ブレストン・パッカード役 サミュエル・L・ジャクソン インタビュー

サミュエル・L・ジャクソンといえば、“だいたいどの大作映画にも出ている”ような印象がある方も多いだろう。思えば、『スター・ウォーズ』はもちろん、『アベンジャーズ』『ダイ・ハード』『ロボコップ』『ターザン』『エクソシスト3』などなど、ハリウッドのありとあらゆるジャンルの映画に出演されている。”モンスター・バース”の幕開けとされる今作にも出演を果たしたわけだが、全てのジャンルを網羅したいというような野心はあるのだろうか。

「そんなことないですよ。たまたま話を頂けるだけで、ノー・プラン。でもこういう映画は好きですね。昔は土曜日の午後に映画を楽しんだなあ。現実逃避して、映画の世界に飛び込むんです。」

ちなみにサミュエルは、「2〜3年、日本に滞在してガメラや仮面ライダーを作るのはどう?」と提案されると、「オッケー!やるぜ!」とノリノリの様子だった。関係者のみなさん、是非ご検討いただきたい。

2020年には、ゴジラとの一戦も控えるとされるキングコング。モンスター・バースは、マーベル・シネマティック・ユニバースのような一大フランチャイズになれるだろうか。サミュエルは、「そうなるといいですよね。『キングコング:髑髏島の巨神』がうまく行って、次につながることを祈っています。ファンの熱狂に答えられたら良いな」と期待を込めた。

期待の若手、ジョーダン・ボート=ロバーツ監督について

今作の監督を務めたのは、期待の若手ジョーダン・ボート=ロバーツ。サミュエルから見て監督はどうだったのか。

「スマートな監督とは、表現したいことに向かって周囲を巻き込んでいくもの。だから自分の表現に集中できる。こういう映画では、スタッフに比べて監督が一番経験が浅かったりするんですよ。監督は自分の中にあるビジョン実現するために、うまいこと経験豊かな技術スタッフを配置していた。スタッフもキャストもベテラン。超常的なストーリーに、ヒューマン・ストーリーを補完することができたと思います。」

ちなみにジョーダン・ボート=ロバーツ監督は、2017年2月21日に一足先に来日した際、THE RIVERによるインタビューにて日本のビデオゲームやアニメの影響がとても強い」と語っていたが、現場ではそんな話があったのだろうか。

「いいや。撮影は長くてハードだから、そういう話をする時間はなかったですね。」

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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