『スパイダーマン:ホームカミング』ヴァルチャー役、ジョン・レグイザモが演じるはずだった ─ 「マイケル・キートンのために諦めた」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でヴィランのヴァルチャー/エイドリアン・トゥームスを演じたのはマイケル・キートンだが、一時は別の俳優に白羽の矢が立っていたようだ。
米Comicbook.comのインタビューに、近作では『ザ・メニュー』(2022)や『バイオレント・ナイト』(2022)に出演しているジョン・レグイザモが登場し、『ホームカミング』について言及。「僕は、何とかという人の代わりにヴァルチャー役を演じるはずだったんです」と明かし、「マイケル・キートンですよね?」と名前を挙げたインタビュワーにレグイザモが「そうです」と反応し、こう続けている。
「スタジオと交渉して、僕はヴァルチャーを演じるはずでした。そうしたらスタジオが、マイケル・キートンが役を取り戻したいと言っているから、僕に役を諦めるつもりがあるかどうか訊いてきたんです。だから僕は、“そうですね……、まあいいですよ”と答えました。スタジオは、“また、あなたと仕事をすることになるでしょう”と言っていましたが、まあ、そういうことが起こったんです。」
そう事情を説明したレグイザモは、スタジオに別の小さな役をオファーされたが、引き受けなかったとも付け加えている。レグイザモの話から察するところ、キートンにヴァルチャー役を断られたスタジオがレグイザモに役をオファーして交渉中だったが、キートンの気持ちが変わり、最終的にキートンが同役に決定したということのようだ。
なおキートンは、『スパイダーマン:ホームカミング』に続き、米ソニー・ピクチャーズが独自に展開するスパイダーマン・ユニバース映画『モービウス』(2022)にもヴァルチャー役で登場している。レグイザモはマーベル映画に出演未経験だが、いつかマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦することになるだろうか。
Source: Comicbook.com