「ケヴィン・ファイギを降ろせ」デッドプール原作者が訴え

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギをクビにせよ!デッドプールのコミック・クリエイター、ロブ・ライフェルドが大胆な発言を見せている。
ライフェルドがこう吠えたのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』が米公開2週目の興収でペースを大幅に落としたという話題に対するものだ。ライフェルドはX引用リプライの形で、「ケヴィン・ファイギをマウンドから降ろせ。彼は終わった」と投稿。『ブレイブ・ニュー・ワールド』の2週目の苦境の責任をファイギに負わせ、マーベル・スタジオCEOを辞任させるべしと主張した。
もっとも、今回のライフェルドの発言に完全に同意する者はあまり多くないだろう。確かに最近のMCUでは興行不振が話題になることも少なくないが、それよりもMCU立役者ファイギのこれまでの功績や、ポップカルチャーへの貢献の方が遥かに大きく、信頼はなお厚い。たとえ現在のMCUにかつてのような爆発的ヒットが少ないとしても、それは現在は谷間にいるだけだからであり、やがてまた頂上に登って素晴らしい景色を見せてくれるはずだと、ファンの多くは信じている。 つまり、MCUを立ち上げたのがファイギなら、MCUを立て直すのもファイギしかいないのだと、現在のところは考えられている。
今回のライフェルドは『ブレイブ・ニュー・ワールド』の興行苦境についてファイギを責めているわけだが、デッドプールが登場する『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年最大級のヒットを記録したばかりだ。
デッドプール生みの親にして、マーベル・コミックやDCコミックスで数々の作品を生み出したライフェルドは率直な性格の持ち主であり、方々に毒舌を放っては物議を醸すこともしばしば。つい先日も、『デッドプール&ウルヴァリン』のプレミアイベントで屈辱的な扱いを受けたとして、マーベルそのものから決別を宣言していた。この時もライフェルドは、ファイギについてコミック・クリエイターをあまり大切にしない人物だと非難。個人的な不信感が募っているのだろう。
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は公開中。
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