「ロキ」日本語吹替版、ロキ役に平川大輔が続投 ─ 声優陣決定、本編映像も公開

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ」の日本語吹替版に、これまで映画6作品でロキ役を担当してきた平川大輔が続投することがわかった。このたび吹替声優が発表されたほか、吹替版本編映像も公開されている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の後、四次元キューブを手にしたまま逃げ出したロキは、“世界の時間”を監視する謎の組織・TVA(Time Variance Authority)に囚われていた。自由になるには、自分が改変してしまった現実を元に戻し、歴史を変え、“世界の時間”を修復しなければならない……。
吹替版で声優を担当するのは、ロキ役(トム・ヒドルストン)の平川大輔をはじめ、ロキの相棒・メビウス役(オーウェン・ウィルソン)に志村知幸、ラヴォーナ・レンスレイヤー役(ググ・バサ=ロー)に鷄冠井美智子、ハンターB-15役(ウンミ・モサク)に斉藤貴美子。実力確かな声優陣が、日本語でもロキの物語に命を吹き込む。
『マイティ・ソー』(2011)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、ロキ役を10年以上にわたり担当してきた平川は、本作「ロキ」の実現にあたって「ヴィランであるロキが主人公のドラマシリーズと伺った時は驚きもありましたが、そちらでもロキの声を担当させていただけると決まった時は、僕自身も大好きなMCUの世界にまた戻ってくることができて、本当に嬉しかったです」と語る。

ソーの義弟であるロキは、王位継承者である兄への嫉妬心から、自身が故郷アスガルドの王座に座るため、家族や仲間を裏切り、『アベンジャーズ』(2012)では地球征服を目論んでアベンジャーズを翻弄したり、ハルクに叩きのめされたりしてきた。時にはソーに協力し、家族への愛情をも匂わせるが、〈悪戯の神〉たるロキは決して単純なキャラクターではない。
ロキというキャラクターについて、平川は「いつも周囲を裏切るのに何故か憎めない魅力を持つヴィランなので、このドラマを通して、皆さんにより愛されるキャラクターになると思います。MCUファンの方はもちろん、今までMCU作品を観たことがないという方にも楽しんでいただける作品になっているに違いない!と、僕も期待しています」と述べた。「『エンドゲーム』で描かれた“アベンジャーズ直後の純粋な悪役であるロキ”が、その後の本来たどる歴史とは異なる体験をすることでどのように変化していくのか、それともしないのか(笑)。どうぞ見届けていただきたいと思います」。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は2021年6月9日(水)16時より日米同時配信。