トム・ヒドルストン、ロキ再演に向け「まだ終わっていない」 ─ 『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で帰ってくる

ロキは『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で帰ってくる──。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ロキ役のトム・ヒドルストンは、先日発表された『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』27名のキャストの中にその名が含まれていた。「ロキ」シーズン2以来となる再演機会に向け、爽やかな意欲を語っている。
「すごく、すごく楽しみです!」『ドゥームズデイ』への興奮を尋ねられたヒドルストンは、ロンドン演劇界の才能を讃える2025年ローレンス・オリヴィエ賞の会場で、タキシード姿で答えた。「知っているけど何も言えないっていう立場によくいるから、この話ができるのは本当にすごいこと。不思議な話ですけど、この秘密を持ち歩くには、すごく規律正しくいないといけない。でも、ロキを演じるのは僕の人生にとって特別な一章になりました。そして、まだ終わっていません」。

2011年の『マイティ・ソー』でデビューを果たし、悪戯の神としてアベンジャーズを翻弄したロキは、その壮大な物語の中で兄ソーとユニークな絆を深め、自己犠牲の精神を求めた。単独シリーズ「ロキ」では時間変異取締局TVAに捕えられたのち、奇想天外な冒険の旅に出る。シーズン2では劇的な成長を遂げ、今やロキは自らが追い求めた大義をも超越し、時間軸を束ねる神的存在となった。
「ロキ」シーズン2はこのトリックスターの物語を感動的な形で締めくくったが、彼の旅はまだ続くのだとヒドルストンは示唆。『ドゥームズデイ』はマルチバースの脅威も描かれる史上最大規模のバトルが描かれることになりそうだが、果たして現在のロキはどのように関与するのだろうか。
『ドゥームズデイ』ではソー役クリス・ヘムズワースも参戦が決定。そう言われてみれば、現在のロキは2012年のニューヨーク決戦時から脱走した個体だから、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)や『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』(2018)で共闘した個体とは異なる。彼にとっては、まだ兄者ソーとの関係性は決着していないわけだ。確かに、ロキの物語はまだ終わっていない。
サプラーイズ?ロキ参戦の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』は2026年5月1日、US公開。
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