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「ロキ」は裁判官ラヴォーナ・レンスレイヤーの「オリジン・ストーリー」に ─ コミックでは重要ヴィランの恋人

ロキ
(C)2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ」では、コミックの重要人物がさらりと初登場を果たしている。『マザーレス・ブルックリン』(2019)などのググ・バサ=ローが演じる、裁判官ラヴォーナ・レンスレイヤーもそのうちの一人。米ScreenRantによると、本作はラヴォーナのオリジン・ストーリーでもあるという。

 ロキ
(C) 2021 Marvel

コミックのラヴォーナ・レンスレイヤーは、『ファンタスティック・フォー』シリーズのヴィランとして知られる“征服者カーン”に愛される40世紀の王女。最初はカーンを憎むが、やがて愛し合い、ともに戦うようになるという設定だ。演じるググ・バサ=ローは、コミックのラヴォーナを「少しだけ」予習したというが、いったんは今後のことを考えずに「ロキ」に臨んだという。

「プロデューサーやケイト(・ヘロン監督)には、最初のうちから、“今回のTVAのくだりは彼女のオリジン・ストーリーのようなもの”と知らされていました。ある意味、今後起きることをすべて知らなければいけないという責任から解放されたんです。(ラヴォーナにとっては)コミック以前の物語が始まったところですから。この役柄は自分のものだという感覚も得られて、とてもうれしかったですね。」

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“オリジン・ストーリー”というだけあって、「ロキ」ではラヴォーナの歴史も描かれることになりそうだ。第1話『大いなる目的』では裁判官として法廷に座り、ロキやメビウスとのやり取りを見せていたが、実はラヴォーナにも軍人としての過去があるという。ローは「彼女の肉体には戦闘訓練の記憶があります。今ではTVAの首席裁判官だから、戦闘は別の人がやるわけで、スキルを使うことはほとんどありませんけどね」と語った。

もちろん本作では、ラヴォーナのアクションもいずれ見ることができそうだ。ローによると、ラヴォーナのスキルは非常に高く、格闘スタイルも「非常にエレガントでミニマル」。喧嘩のようなものではなく、軽やかで洗練されたアクションが考案され、ラヴォーナの身体性や衣裳の設定に活かされているという。しかし、ラヴォーナが戦う相手はいったい誰なのか、なぜ彼女は自ら戦いに身を投じることになるのか。

「ロキ」がラヴォーナの“オリジン・ストーリー”である以上、おそらく彼女は今後のMCU作品にも登場することだろう。コミックで深い関係を持つ征服者カーンは、『アントマン』シリーズの最新作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』に登場し、ジョナサン・メジャースが演じる。もしやラヴォーナも同作に登場するのか、あるいは……。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は配信中。

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Source: Screen Rant(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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