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サイモン・ ペッグが統合失調症の音楽プロデューサー役、新作映画の米予告編 ─ 業界の光と影、過酷な現実と精神疾患を描く

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ベンジー役俳優 サイモン・ペッグ インタビュー
©THE RIVER

『ミッション:インポッシブル』『スター・トレック』シリーズなどで知られる俳優サイモン・ ペッグが統合失調症の音楽プロデューサーを演じる、最新作『ロスト・トランスミッションズ(原題:Lost Transmissions)』の米国予告編が公開された。

実話を基にした本作は、内気な女性ソングライターのハンナが、著名な音楽プロデューサーの友人テオが統合失調症になったと知り、友人を集めて、治療を拒否する彼を施設へ入院させようと努める姿をとらえた物語だ。栄光と挫折を経験し妄想の中をさまようテオの姿を通じて、ヒット曲の裏側で活躍した“名もなきヒーローたち”が描かれる。

公開された予告編は、サイモン・ペッグ演じるテオがハンナをプロデュースするところから始まる。「君の音楽をレコーディングしよう。君には間違いなく才能がある」。場面がレコーディングスタジオに移り、「音楽が流れてないけど?」と伝えるハンナに対して、「君が今からその“音楽”を歌うんだよ」とテオがスマートに返答。そこからデビューアルバムを完成させるまでの二人の楽しそうな姿が見て取れる。

「彼女の音楽がとにかく大好きなの」「彼女が欲しいの、貰ってもいいかしら」。ところがポップスターのダナが現れ、二人を引き離すことで、雰囲気は一転する。「早く次のヒット曲が欲しいの」。スター歌手と男性プロデューサーに囲まれながらも、期待に答えるため、ハンナは真剣に仕事に取り組んでいるようだ。一方、真顔のテオは車内で「君にはこの“トランスミッション”が聞こえるかい?」と、少し怯えた表情のハンナに伝える。予告の最後には、2人がすれ違いながらも、ベッドで寄り添い合う姿や、困難に立ち向かっていくかのような姿が次々と映し出されていく。「でっち上げられた世界を作ったことで、俺たちは現実に目を向けられなくなってしまったんだ!」というテオの言葉も印象的だ。

出演者には音楽プロデューサーのテオ役にサイモン・ペッグの他、ハンナ役に『マレフィセント』シリーズのジュノ・テンプル、ダナ・リー役に『ベイウォッチ』(2017)のアレクサンドラ・ダダリオ、『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の日本人女優TAO、歌手としても知られるロバート・シュワルツマンが参加。監督・脚本は新鋭キャサリン・オブライエンが務める。本作はキャサリンの長編デビュー作となる見込みだ。

映画『ロスト・トランスミッションズ(原題:Lost Transmissions)』は2020年3月13日に米国公開予定。

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Sources: ScreenRant, Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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