クリス・ヘムズワースの兄ルーク、ウルヴァリン演じたい「胸毛も生やさなきゃ」

マーベル映画『X-MEN』シリーズでヒュー・ジャックマンが演じたウルヴァリン/ローガンの後継者に、あのスーパーヒーロー俳優の兄が名乗りを上げた。その人物は、ウルヴァリンの濃い体毛を意識してか、「胸毛を生やさなきゃ」とすでに役作りを意識したやる気を見せている。
やる気に満ちたその立候補者とは、米HBO作品「ウエストワールド」(2016-)などに出演するルーク・ヘムズワースだ。『マイティ・ソー』シリーズ主演のクリス・ヘムズワースと、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースの兄としても知られている。
スーパーヒーロー俳優を弟に持つルークは、自身もヒーロー役を演じる意欲を全面に出している。米ScreenRantに「喜んでやりたいですよ」と話すルーク。「ヒーローたちをみて育ってきたんで。コミックを通して絵を描くのを学びましたし、10歳の頃からコミックを真似てましたね」と幼い頃から大のコミック・ファンだったことを打ち明けている。
特に好きなスーパーヒーローとして、トッド・マクファーレン原作のダークヒーローであるスポーンや、DCコミックスのバットマンを名指しするルークだが、やはり演じるとなると、同郷オーストラリアの先輩俳優が演じたキャラクターが良いのだろう。
「なんといってもウルヴァリンですよ。“さあ、次に(役を)渡してください。他のオージー(オーストラリア人)にやらせましょうよ”って感じです。胸毛を生やさなきゃいけませんけど、ウルヴァリンを演じる準備はできてますよ。」
こう語るルークは2017年、弟クリスが主演を務める『マイティ・ソー バトルロイヤル』にカメオ出演している。ルークが演じたのは、アスガルドで催された演劇に登場するソー役。つまり、事実上スーパーヒーロー経験者というわけだ。「ウルヴァリンを演じる準備はできている」というくらいだから、やる気も十分だろう。
ウルヴァリンといえば、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への登場にも期待がかかるが、仮にルークが次期ウルヴァリン俳優となれば、同じスクリーン上でソーとウルヴァリンとしてのヘムズワース兄弟の共演が見られるかもしれない。
ちなみに、ウルヴァリン役に手を挙げるのはルークだけではない。『フッド:ザ・ビギニング』(2018)『ロケットマン』(2019)などで知られるタロン・エジャトンが「是非参加したい」と熱意を見せ、Amazonの人気シリーズ「ザ・ボーイズ」(2019-)でスーパーヒーロー、ホームランダーを演じるアントニー・スターもやる気満々なのだ。しかも、胸毛を生やすことをいとわないルークとは違い、アントニーは原作コミックでおなじみ、黄色いピチピチスーツを喜んで着用するのだという。果たしてウルヴァリン役を勝ち取るのは一体誰に…?
Source: ScreenRant