ジョナサン・メジャース、被害にあったとされる女性からのメッセージが公開 ─ 「私のせい」メジャースの無罪訴える

俳優のジョナサン・メジャースが逮捕された出来事について、被害にあったとされる女性が事件後にメジャースに送信したというテキストメッセージの内容が公表された。メジャースの弁護士プリヤ・チャウダリーから提供されたものだとして、米TMZが掲載している。
メジャースは2023年3月25日(米時間)午前、ガールフレンドとされる女性への絞首、暴行、ハラスメントの容疑でニューヨーク市警に逮捕されていた。女性と口論となり、携帯電話を奪われそうになったことに激昂したメジャースが暴行を加えたとされていた。女性は耳の後部に裂傷、顔にあざ、首に軽傷を負って病院に搬送された。
メジャースの担当弁護士は一貫して潔白を主張。事件発生時に2人が乗車していたタクシー車内の防犯ビデオ映像や、運転手の目撃証言、女性が申し立てを取り下げるという2種類の書面を収集したと発表した。弁護士の声明によると、女性が感情的危機に陥った状況であったため、警察は手順に従ってメジャースを逮捕せざるをえなかったのだという。メジャースは既に釈放されている。
この度開示されたのは、女性が退院直後にメジャースに送付したとされるテキストメッセージだ。メッセージの中で女性は、自身の非を認めるような旨を書いており、メジャースが逮捕されたことを不本意に考えていることを伝えている。また、メジャースの陥った状況を慮り、起訴が速やかに取り下げられるよう献身していることも語っている。公表された部分のメッセージ全文は以下のようなものだ。
「このメッセージを見たら、無事だと知らせてほしい。あなたが起訴されることはないんだそう。私の怪我を見て、私たちが喧嘩していたから、形式上あなたを逮捕しなくちゃいけなかっただけって言われた。
逮捕するだなんて、すごく腹が立つ。こんな状況になっちゃって、ごめんなさい。この件に関して、これ以上事を大きくしないようにします。
あなたの携帯電話を奪おうとしたのは、私がいけなかったんですって伝えた。
今、退院したところ。
そっちも出たら電話して。
愛してるよ。」
さらに数時間後には、以下のメッセージも追って送信された。
「私の様子を確認するために、また電話がかかってきた。私は、これは暴行じゃないって何回も説明したし、私は今回の告発を何も承認していない。今回の件の書類を渡されたから読んだけれど、これはそんな事件なんかじゃないから、すぐに撤回してくださいってハッキリ伝えた。裁判官も絶対にそのことを言われると思う。彼女も私に確約してくれた。あなたにも最高のチームがいると思うし、心配いらないけど、私もできることは全部やってるってことだけはわかってほしい。それから、事の発端の電話は、元々の私たちのやりとりのせいで私が倒れて気絶しちゃったこと、あなたがパートナーとして私を心配してくれたからだってことを、裁判官に知ってもらうようにも言った。彼女もちゃんと取り扱いますって約束してくれたよ。」
メジャースは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で征服者カーンを演じ、今後のマーベル・シネマティック・ユニバースでは複数年、複数作品に渡って“ラスボス”的なヴィランを演じることで注目されていた。また、3月3日に米公開されたばかりのワーナー映画『クリード 過去の逆襲』でも対戦相手のボクサーを演じた。事件の報道を受け、メジャースが出演する米陸軍のキャンペーン広告が取り下げられるなど、一部で影響も現れている。
Source:TMZ