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「ベストな人選をして、結果的に男女半々に」マーベルの女性製作トップが語るジェンダー格差是正とは

マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて初めて女性を主人公とする、ブリー・ラーソン主演の映画『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』の製作準備が進行中だ。同作は脚本や製作の多くを女性が担当している作品。この『キャプテン・マーベル』以降、将来的にマーベル・スタジオの製作における男女の割合が半々になるかもしれない。マーベル・スタジオの製作部門トップに立つヴィクトリア・アロンソ氏がThe Hollywood Reporterの最新インタビューにて希望を明かしている。

「要するに、我々は仕事でベストな人選をしたいんです。映画において『これは男性が監督すべき』『これは女性が監督すべき』というのは適切じゃないと思うんです。ベストな人選には、意識的にくまなく調査することが必要だと思います。候補を選ぶ過程で、そのベストな人物(の割合)ができれば半々になるといいんですけどね。」

ハリウッドでは、男女が主役の映画でも女優の賃金が共演俳優より低いなどといった男女間での格差が根強くある。アロンソ氏がハリウッドで特殊効果に携わり始めた当時もまた、現場は完全に男性優位の社会だった。格差を経験してきたアロンソ氏は、マーベル入社より現在に至るまで、職場におけるジェンダー格差の是正に取り組んでいる。

「女性は、仕事に就いたら、そこで(見合う対価を得られるように頑張って)稼がなきゃいけないと思っている傾向があると思うんです。違う、違う、違う、違う。仕事に就いたら、 ただそこにいるってだけなんです。男性ってそんなことないですよね。私は製作と視覚効果の分野で育ってきました。男の世界です。自分の居場所を持たなきゃいけないんです。私は部屋に入ると(プロジェクトに入ると)、男性と女性の人数を数えて、去るときにその人数を言うんです。自分ひとりでやっていては、誇りも力も得ることはできません。(タイムズ・アップ運動の)先頭で旗を振ることができて嬉しく思いますが、一人ぼっちでやるのは嫌です。たくさんの人の先頭に立ちたいけれど、一人でやりたいわけではありません。」

しかしアロンソ氏は「一人」ではない。パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット主演の映画『ワンダーウーマン』(2017)は、女性監督作品のオープニング興行収入、また女性監督による実写映画の世界興収において記録を更新してきた。ジェンキンス監督が続編でメガホンを取るにあたり要求した「男性監督と同等、またはそれ以上のギャラ」が通るなど、風向きは確実に変わってきている。

ヴィクトリア・アロンソ氏が製作総指揮として名を連ねる映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2018年4月27日より全米公開。

(文:まだい)

Source: THR

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THE RIVER編集部
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