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マーベル・スタジオ、ルーカスフィルムなどが従業員を一時解雇へ ─ 新型コロナの影響、ディズニー映画部門にも

マーベル・スタジオ

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、ウォルト・ディズニー・カンパニーが、『スター・ウォーズ』のルーカス・フィルム、マーベル・シネマティック・ユニバース作品を手がけるマーベル・スタジオなど、映画部門の従業員を一時解雇する方針を固めたことがわかった。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

2020年4月3日(現地時間)、ディズニーは『ムーラン』『ブラック・ウィドウ』『エターナルズ(原題:The Eternals)』などの世界公開を延期すると発表した。この影響はマーケティング部門や配給部門に直撃しており、結果的に傘下であるルーカス・フィルムやマーベル・スタジオのほか、ピクサー、20世紀スタジオ、サーチライト・ピクチャーズなどの従業員を一時解雇することに繋がったようだ。

このたび苦渋の決断を取らざるを得ないディズニーは、これに先立って、4月2日(現地時間)に「危機的状況下における不要不急の職務」に当てはまる従業員を対象に、4月19日をもっての一時解雇を言い渡している。これは新型コロナウイルスの感染拡大によってテーマパークが無期休業に入るなど、大きな経済的影響を受けている状況を踏まえた判断だ。ただし一時解雇の間、従業員との契約は維持され、福利厚生の一環である医療費負担もそのまま継続されるとのこと。対象となる従業員は有給を使用することも可能で、解雇中にも会社や国から様々な支援が保障されるようだ。

なお3月末には、元CEOで会長職のボブ・アイガーが給与の全額返上を承諾しており、現CEOに就任したばかりのボブ・チャペックも給与の50%削減に応じている。他の重役などについても、給与の20~30%をカットするとのことだ。ちなみにディズニーだけでなく、映画製作・配給会社のライオンズゲートも配給部門の経費削減を行うなど、ハリウッドの映画業界は今まさに危機的状況を迎えている。

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Sources: The Hollywood Reporter(1, 2), Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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