「コア・ファンを大切に」マーベル流儀、スター・ウォーズ「マンダロリアン」に受け継がれる

『スター・ウォーズ』初の実写ドラマとして好評を博し、早くもシーズン3の製作まで決定の「マンダロリアン」を手掛けたのはジョン・ファヴロー。同じくディズニーに属するマーベル・シネマティック・ユニバースでは、記念すべき第1作『アイアンマン』の監督や製作、出演までこなし、以降『アイアンマン』や『アベンジャーズ』シリーズの製作に携わっている。
そんなファヴローに任された「マンダロリアン」という『スター・ウォーズ』新作タイトルの製作は決して容易な仕事ではなかっただろう。結果として「マンダロリアン」は十分な成功を収めているというが、そこにはマーベル映画での経験や、そのトップであるケヴィン・ファイギに学んだ教えがあったようだ。米Deadlineのイベントで話している。
「コア・ファンを常に大切にするということです。彼らこそが、何年も何年も火を灯してくれる存在だからです。」
続けてファヴローは、「でも、若い人たちや新しいお客さんのためのストーリーだってある」とし、「(『スター・ウォーズ』の)バックグラウンドを知らないだろう人たちに手を伸ばさなくては」と展開しながら、同時に「神話」、つまりコア・ファンが長年支え、信じ続けてきた旧来のストーリーもあると話している。「つまり、1度に2つのストーリーを語るわけですよ。フレッシュな目で観てくれる方に対してもそうだし、作品や物語、キャラクターともう何年もずっと一緒にいた方に対してもそう。そういった方々にも敬意を払うようにするんです」。

同じ頃、米Deadlineの別のイベントにも登場したファヴローは、少し違った言葉でこの説明をしている。「過去に敬意を払いながらも、新鮮なものを創造するというのは、当代のストーリーテラーにおける挑戦のひとつだと思います。なぜなら、今の我々は大量のコンテンツにどっぷり浸かっているでしょう。すべて指でタッチできるような、つまり誰もが膨大量の文化的文脈の中にいる」。
そんなファヴローは、”honoring”や“respectful”、つまり尊敬や敬意といった言葉で表す過去作生みの親であるジョージ・ルーカスの偉大さを、改めて言葉にしている。「(『スター・ウォーズ』の)“らしさ”を創ることや、ジョージがやったことと同じように感じてもらうためには、やるべきことがとても多くて本当に驚きました。そうすると気づくんですよ。ジョージはこれを、ロードマップ無しでやっていたんだと」。
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