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『マトリックス レザレクションズ』あらすじが米公開 ─ マトリックスの進化、ネオ帰還の可能性

マトリックス レザレクションズ
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キアヌ・リーブス主演『マトリックス』シリーズの最新作『マトリックス レザレクションズ』のあらすじが米国にて公開された。謎に包まれた新章について、その内容が示唆されるのは今回が初めてとなる。

あらすじが公開されたのは、米ワーナー・ブラザースのアワード用特設サイト。詳細には触れられていないが、シリーズの過去作を上回る展開を予感させる文言だ。

「日常と、その背後に横たわるもの。二つの現実世界で、トーマス・アンダーソンは再び白ウサギのあとをついていく選択をしなければならない。“選択”とは──それが思い込みであるにせよ──マトリックスの内外における唯一の手段だ。マトリックスは、かつてなく強力かつ厳重、危険な場所となった。」

『マトリックス レザレクションズ』には、ネオ/トーマス・アンダーソン役のキアヌ・リーブスをはじめ、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスらが続投。一方、モーフィアス役には『アクアマン』(2018)などのヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、エージェント・スミス役には「マインドハンター」のジョナサン・グロフといった新キャストが起用されている。

配役も含め、すべてが謎のベールに包まれた本作だが、あらすじからはいくつかの新情報を読み取ることができる。まずは、マトリックスがアップデートを重ね、より強固なものとなっていること。そして「トーマス・アンダーソンが“再び”白ウサギのあとをついていく」として、繰り返し、すなわちネオ帰還の可能性がみられることだ。「再び」が事実なら、たとえば「もし1作目でネオが青のピルを選んでいたら?」というような別の世界線が描かれる可能性は低くなる。

また『マトリックス リローデッド』(2003)で明かされていたように、救世主の役割とは、マトリックスのソースコードを書き換え、マトリックスをより堅牢なものとして改善することだった(ネオの前任者である5人はその役目を全うしている)。すなわち、『マトリックス レザレクションズ』に登場するマトリックスが「かつてなく強力かつ厳重、危険なもの」となっているとしたら、何らかの形で、ネオ以外の救世主によるアップデートが行われていたことになる……?

監督・脚本は、シリーズ過去作品を手がけたラナ・ウォシャウスキー。脚本には『クラウド アトラス』(2012)原作者のデイヴィッド・ミッチェル、作家アレクサンダル・ヘモンが参加した。上述のほか、新キャストにはニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチ、ジェシカ・ヘンウィック、プリヤンカー・チョープラーら。

映画『マトリックス レザレクションズ』は2021年12月17日(金)全国公開。

Source: Warner Bros.

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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