『マトリックス4』モーフィアス役ローレンス・フィッシュバーンは続投せず、「僕は呼ばれていない」

キアヌ・リーブス主演『マトリックス』3部作でモーフィアス役を演じたローレンス・フィッシュバーンが、最新作『マトリックス4(仮題)』への出演オファーを受けていなかったことがわかった。米New York Magazineにてローレンス自身が語った。
2020年8月現在、撮影が行われている『マトリックス4』には、主人公ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティ役のキャリー=アン・モスが復帰する。しかし製作の第一報が伝えられた時点から、モーフィアスの再登場については不明とされていた。今回、ローレンスは「僕は呼ばれていないんです」と語り、「成功を祈ってます。素晴らしい作品になれば」とコメントしている。
もともと『マトリックス4』の製作が初めて報じられた時点から、モーフィアス役には若い俳優がキャスティングされる可能性があるとされていた。米Varietyのジャスティン・クロール氏は、「映画の舞台がいつ、どこなのかが問題」との証言を得ており、ワーナー・ブラザース幹部が“ヤング・モーフィアス”役を演じる俳優を検討していると伝えたのである。新キャストとして加わった『アクアマン』(2018)「ウォッチメン」(2019)のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が後継者だという説もあるが、真相はわかっていない。
ともあれローレンスの発言から推測されることは、そもそも『マトリックス4』がローレンスの復帰が前提の物語として作られていないということだ。モーフィアスが以前と異なる姿で登場する、あるいは一切登場しないなど、いくつかの可能性が考えられるだろう。なお、新作にはキアヌ&キャリーのほか、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット=スミスが再登板。エージェント・スミス役のヒューゴ・ウィーヴィングが出演しないことも判明済みだ。
ちなみに今回の取材にて、ローレンスはモーフィアス役について「おそらく生涯で一番忘れられない、最高の役だと思います。忘れられない良い役はいくつもありますけどね」と語っている。「(モーフィアスは)ダース・ベイダーやオビ=ワン(・ケノービ)、ブルース・リーにモハメド・アリを混ぜ合わせたような感じ。カンフーもやりましたから」。
映画『マトリックス4(仮題)』は2022年4月1日に米国公開予定。脚本・監督にはラナ・ウォシャウスキーが復帰する。
▼『マトリックス4(仮題)』の記事
『マトリックス5』製作決定、キアヌ・リーブスの登場は不明 ─ 『オデッセイ』脚本家が監督に就任、ラナ・ウォシャウスキー製作総指揮へ 早くも! 『ジョン・ウィック』は『マトリックス』なくして存在しない ─ チャド・スタエルスキ監督が力説 キアヌ・リーブスも影響認める モーフィアス役、未出演の『マトリックス レザレクションズ』を観た感想がなんとも言えない 正直な方だ 『マトリックス』全4作、メタルケースアンドスチールブック仕様で登場 ─ 1,000セット限定で8月発売へ 欲しい 【プレゼント】『マトリックス レザレクションズ』公式ウォッチ「アウェイクニング・クロノグラフ」を1名様に ─ 全世界950点の貴重アイテム 豪華プレゼント!
Source: The Wrap, New York Magazine, Justin Kroll