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ユマ・サーマンの娘、なぜ『パルプ・フィクション』を観ないのか

ユマ・サーマン Uma Thurman マヤ・ホーク Maya Hawke
Photo by Siebbi https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Uma_Thurman_2014.jpg |Photo by Toglenn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maya_Hawke_2019_by_Glenn_Francis.jpg |Remixed By THE RIVER

『キル・ビル』シリーズなどで知られるユマ・サーマンにとって、クエンティン・タランティーノ監督作品『パルプ・フィクション』(1994)はキャリアを代表する一作だ。しかし、娘であり俳優のマヤ・ホークは、この作品をあまり観たくないようで……。

The Guardianに登場したマヤは、母のユマ・サーマン、父のイーサン・ホークが出演した映画を「全部は観ていないんです」と話した。「自分の母親が注射を打たれたり、父親がつらい思いをしているのは、たとえ演技でも観たくないこともあるから」というのがその理由だ。『パルプ・フィクション』には、ユマ演じるミアがドラッグのオーバードーズで気を失い、慌てたヴィンセント(ジョン・トラボルタ)が、ミアを助けるべくアドレナリン注射を心臓に突き刺すシーンがある。

一方、マヤが「トラボルタが心臓に針をぶっ刺すところよりもずっと楽しい」として挙げているのが、ユマが出演した『プロデューサーズ』(2005)だ。いわく「私はだいたいハッピーな映画だけ観ている」のだそうで、特に『プロデューサーズ』はお気に入りの一本らしい。

なお、マヤ自身も『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)でタランティーノ作品に初出演。もし『キル・ビル』の続編が作られるなら、かつてユマが演じたザ・ブライド役をマヤが引き継ぐのではないかという声もあるが、マヤ自身は「そういう噂があるのは知ってますよ」と一言。「クエンティンは自分がやりたい時にやりたいことをする人。彼のことは生まれてからずっと知っているし、もし私とまた仕事をしたいと思ってくれるなら、もちろん私もやりたいです」とだけ答えた。

ちなみにタランティーノは、かつて『キル・ビル Vol.3』のアイデアがあること、ユマとマヤを母娘そろって起用するアイデアがあることを認めていた。タランティーノは映画監督としては次回作で引退となるが、実現の可能性はあるか?

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Source: The Guardian

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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