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マーベル・シネマティック・ユニバース、フェイズ4で「劇的な変化」 ― 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督が示唆

Photo by Chris Jackson https://www.flickr.com/photos/cmjcool/8633318298/

2008年『アイアンマン』で始まったマーベル・シネマティック・ユニバースは、2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』をもって大きな区切りを迎える。過去10年間繰り広げられてきた物語はフィナーレに到達し、『アベンジャーズ』第1作(2012)に登場したおなじみのヒーローを演じる俳優陣の出演契約は一旦満了。その後、どれだけのヒーローがユニバースに残るのか、観客はまだ誰も知らない。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から幕を開けたマーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ3」は同作で終了し、その後は未知の「フェイズ4」へと突入するのである。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』および『アベンジャーズ』第4作のメガホンを取るアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ4について一つの示唆を残している。

Yahoo!MOVIESの取材に応じたアンソニー監督は、フェイズ3とフェイズ4には「非常に劇的な」違いがあると発言。ジョー監督は、これまで彼自身がたびたび用いてきた比喩を使って、新章開幕の可能性を語ったのだ。

「(これまでとは)大きく違うものになると思います。マーベルが10年間にわたる本を書いてきたのだとすれば、(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ4』は)その結末。(これからは)新しい本が書かれていくことになります。それがどんな内容になるのかは誰にもわかりませんが、この映画は終わりであり、また新たな始まりとなるでしょうね。」

一方でフェイズ4には、フェイズ3までに活躍したヒーローたちも引き続き登場することがわかっている。
2019年公開、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の続編は『アベンジャーズ』第4作の「数分後から始まる」物語だとされているほか、2020年には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(仮題)』も公開予定。『アントマン』シリーズの第3作や『ドクター・ストレンジ』(2016)『ブラックパンサー』(2018)『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』の続編もそれぞれ製作されることになるはずだ。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけるジェームズ・ガン監督は、以前フェイズ3とフェイズ4について「ある長い物語が終わり、別の物語が始まる。新しいストーリーを始める作品のひとつが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ですよ」語っていた。やはり、比較的新しい顔ぶれがユニバースを牽引しつつ、さらなるヒーローを交えながら、全体として新たな物語へ踏み込んでいくことになるのだろうか……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)米国公開だ。約1年にわたって展開される10年間の“フィナーレ”が、まもなく観客の前に姿を現すことになる。

Source: Yahoo!
Eyecatch Image: Photo by Chris Jackson

 

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。