【ネタバレ】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』トム・クルーズの危険スタント、事故と思われ現場がパニックになっていた

成層圏ギリギリの高度から高速降下するヘイロージャンプ(高高度降下低高度開傘)や、たった一人でヘリコプターに乗り込み、実際に操縦しながらのアクションなど、通常ならば”不可能”というほかない危険なアクションをトム・クルーズが自らこなした『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。
とあるスタントでは、現場スタッフが本当の事故と勘違いし、大騒ぎする一幕があったという。本作の来日記者会見にて、イーサン・ハント役のトム・クルーズ、ベンジー役サイモン・ペッグ、オーガスト・ウォーカー役ヘンリー・カヴィル、そしてクリストファー・マッカリー監督が語っていた。

トム・クルーズのヘリコプター落下、事故と思われていた
現場がパニックになったのは、トム・クルーズがヘリコプターから落下するシーン。カシミールの医療キャンプに辿り着いたイーサンは、ウォーカーが持つ起爆装置を追って離陸するヘリコプターにしがみ付く。長い貨物ロープを登り切るが、ランディングスキットに脚をかけよじ登ろうとしたところ、失敗して落下してしまう。
ヒヤっとするシーンだが、やはりトムはここでも本当にヘリから落下するスタントに自ら挑んでいる。サイモン・ペッグは会見で、この撮影をイルサ役のレベッカ・ファーガソンと一緒に見守っていたことを「今でもハッキリ覚えています」と語っていた。トムがヘリから落下するとは、事前に知らされていなかったのだ。「知らなかったんですよ。本当に落ちてしまったんだと思いました。あれはゾっとしましたね。あぁ、今日は早く帰ることになりそうだなと。」
この後サイモンは、「今からその時の表情を再現したいと思います!」と言い、目と口を見たこともないくらいに開いて「AHHHHH!」と絶叫、会見で笑いを誘った。
「それは僕達が悪かったですね。こういうシーンを撮るって事前に伝えておくべきだった」と詫びるトムだが、仕方ない部分もあった。サイモンが「天候状況が良くなるたびに、(撮影に)飛んでいっていたよね」と話すと、トムも「そうそう。ちょっと撮影してくるけど、すぐ戻るよ!ってね」と振り返る。
本編をご覧になった方なら分かるように、件のシーンの撮影現場は広大。そのため、全ての情報(特に、気まぐれな天候のスキを見て順応的に行われる撮影状況)が、全てのスタッフに知らされていたわけではなかったようだ。特に現地で参加したスタッフは把握していない部分も多かったようで、トムが落下すると現地スタッフからサイモンに「あのー…、トムを失ったようです…」との無線が入った。直後、別のスタッフからも「負傷者発生!負傷者発生!」と叫ぶ無線が飛び交ったという。

現場のパニックぶりをサイモンが明かすと、トムは隣で「楽しかったよ」と涼しい顔。サイモンからは「アンタは楽しかっただろうけど!こっちは大変だったんだよ!」とツッコまれていた。
ハラハラ・ドキドキの本物アクションが観客の度肝を抜く『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、2018年8月3日(金)より公開となっている。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/