『モアナと伝説の海』実写映画化、ドウェイン・ジョンソンがマウイ役を再演へ

ディズニー映画『モアナと伝説の海』(2016)の実写映画化が決定した。2023年4月3日(米国時間)、ウォルト・ディズニー・カンパニーの株主総会にて発表された。
ウォルト・ディズニー・スタジオの実写映画部門を統括するショーン・ベイリー氏によれば、本作はまだ企画の初期段階にあるとのこと。オリジナル版で“風と海を司る半神”マウイ役の声優を担当したドウェイン・ジョンソンがプロデューサーを務め、実写版でもマウイ役を演じる計画だという。
実写版の発表にあたり、ドウェインは「『モアナと伝説の海』の美しい物語を大スクリーンで実写化できることを光栄に思うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです」との声明を発表している。
「この物語は僕自身の文化であり、我々の品位や戦士としての強さを象徴するもの。この文化は自分の肌と魂に宿っているものだし、亡き祖父である“ハイ・チーフ”ピーター・メイビアのマナ(マオリ語で「超自然的な力」)や精神にインスパイアされたマウイという役柄を再び演じられるという一生に一度の機会は、僕にとって非常に大きなものです。
今回の試みに強力に関わってくださるディズニーのパートナーに感謝します。なぜなら、ポリネシア人の核である音楽と踊りによって、僕たち自身や、僕たちの情熱や目的を描いた物語を伝えることほど素晴らしいことはないから。」
製作にはドウェインのほか、ドウェイン率いる製作会社Seven Bucks Productionsのダニー・ガルシア&ハイラム・ガルシア、ドウェイン作品を数多く手がけるボー・フリンが名を連ねた。オリジナル版にドウェインは声優としてのみ参加しており、その他3人は関与していなかったが、今回はおなじみのドウェイン組が企画の中心に携わることになる。
また、オリジナル版でモアナ役を演じたアウリイ・クラヴァーリョは製作総指揮として参加。実写化にあたり、「(モアナというキャラクターは)ディズニープリンセスに対する私たちの考え方に大きなインパクトを与えました。モアナの強さと粘り強さは、世界中の観客や私自身、彼女に命を与えてくれたすべての人たちに力を与えたのです。彼女の物語を、まったく新しい形でお届けできることを楽しみにしています」とのコメントを発表した。
実写版の脚本は、オリジナル版の脚本家ジャレド・ブッシュと、Netflixドラマ「ケイブ・レスキュー タイ洞窟決死の救出」(2022)のダナ・ロドゥ・ミラーが共同執筆する予定(ただし関与の度合いは不明とする報道もある)。現時点で監督は決まっておらず、オリジナル版監督のロン・クレメンツ&ジョン・マスカー、音楽のリン=マニュエル・ミランダやオペタイア・フォアィ、マーク・マンシーナらの関与についても明らかになっていない。
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Source: The Hollywood Reporter, Deadline