ジェイソン・モモア版『クロウ/飛翔伝説』幻のテスト映像が発掘される

『アクアマン』(2018)『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)のジェイソン・モモア主演で企画されていた『クロウ/飛翔伝説』(1994)のリブート版映画より、モモアが主人公エリック・ドレイヴンの扮装に身を包んだテスト映像が公開された。
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これらの映像は、リブート版『クロウ/飛翔伝説』の企画に携わっていたライアン・ユニコン氏がSNSに投稿したもの。ユニコン氏は『アクアマン』で衣裳アシスタントを、『ゴジラvsコング』(2021)ではプロダクション・アシスタントを務めるなど、さまざまなポジションで多数の大作映画に関与してきた人物。モモアのテストに立ち会っているあたり、本作にも早くから参加していたとみられる。
ブルース・リーの息子、ブランドン・リーが主演を務めた『クロウ/飛翔伝説』は、婚約者とともに惨殺された主人公のエリックが、死の国の使者であるカラスの力によって復活し、自分たちを殺した暴漢に復讐していく物語。ラストの銃撃シーンの撮影時、なぜか銃身に実弾が入っており、被弾したブランドンが死亡したという“いわくつきの作品”としても知られるが、今もなおカルト的支持を得ている。
モモア主演のリブート企画は2018年3月上旬に報じられ、監督には『死霊館のシスター』(2018)のコリン・ハーディが就任。しかし、わずか3ヶ月後の5月末にモモアとハーディ監督が企画を離脱し、公開は白紙撤回された。報道によると、プロデューサーのサミュエル・ハディダ氏とソニー・ピクチャーズが衝突したことが原因だったとされる。今回の映像は短い準備期間のうちに撮られたもので、ユニコン氏によると「モモアがキャスティングされた後のものか、それ以前のものかはわからない」という。
なお2020年2月には、『クロウ/飛翔伝説』の製作・配給権を有するDavis Filmsが再びリブート企画に着手したとの報道もあった。監督・脚本は一新されると伝えられたが、その後、続報は届けられていない。
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