マーベルドラマ「ムーンナイト」主演に『スター・ウォーズ』オスカー・アイザックが出演交渉中

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ムーンナイト(原題:Moon Knight)」の主演俳優として、『スター・ウォーズ』シリーズのポー・ダメロン役で知られるオスカー・アイザックが出演交渉中であることがわかった。米Deadlineなどが報じている。
コミック『ムーンナイト』は、心の病を抱えた元傭兵のマーク・スペクター/ムーンナイトが、エジプトでの任務にて重傷を負ったのち、月の神コンシューと契約を結び、自称・神の化身として蘇る物語。月の満ち欠けに影響されるスーパーパワーを操り、マークは白い装束に身を包んで戦いに臨んでいく。複数の人格を持ち合わせるムーンナイトは、脳内にキャプテン・アメリカ、ウルヴァリン、スパイダーマンを作り出したこともある。
契約が締結された場合、オスカーは主人公のマーク・スペクター/ムーンナイトを演じることになる。ドラマ版の脚本を執筆するのは、「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のジェレミー・スレイター、「ウィッチャー」(2019-)のボウ・デ・マヨ。今後、ディズニー/マーベル・スタジオは監督の検討に入るといい、現時点で撮影時期は未定と伝えられている。
マーベル・スタジオはDisney+で配信するドラマシリーズとして「ワンダヴィジョン」を2020年内に配信開始予定。2020年10月現在、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」(ともに原題)の撮影が進められているほか、「ムーンナイト」以外には「ホークアイ」「Ms.マーベル」「シーハルク」(いずれも原題)の企画が進行中だ。「シーハルク」にはタチアナ・マスラニー、「Ms.マーベル」には新人イマン・ヴェラニが契約交渉中と報じられているだけに、オスカー・アイザックも含め、いよいよ新たなヒーローの顔ぶれが揃いつつある。
なお既報によると、ムーンナイト、Ms.マーベル、シーハルクはそれぞれのドラマシリーズにて初登場となるが、将来的には映画への合流が構想されているとのこと。『スター・ウォーズ』以外にも『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2011)『エクス・マキナ』(2015)『トリプル・フロンティア』(2019)などに出演する“映画スター”であるオスカーの起用は、大スクリーンでの活躍をあらかじめ見越したものと予測される。
ちなみにオスカーの出演が実現すれば、マーベル実写作品への出演は『X-MEN: アポカリプス』(2016)以来となる。前回はヴィランだったが、今回は複雑な設定のスーパーヒーロー、いったいどう演じてくれるのか。
Source: Deadline