「スパイダーマン」新作スピンオフ映画、ジャレッド・レトが主演に決定 ― 監督も判明、ジョーカー役に影響はなし

米ソニー・ピクチャーズが製作する「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』で、『スーサイド・スクワッド』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)などのジャレッド・レトが主演を務めることがわかった。米The Hollywood Reporter誌、Variety誌など複数のメディアが伝えている。

ジャレッド・レト、次はヴァンパイアに…!

『モービウス』の主人公となるモービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアは、マーベル・コミックが1971年10月に刊行した「ジ・アメイジング・スパイダーマン」101号に初登場したキャラクター。同誌はスパイダーマンの生みの親であるスタン・リーが初めて関与しなかったストーリーである。
モービウスの正体である科学者マイケル・モービウスは、自身の患った特殊な血液疾患を治療するため、吸血コウモリを使用した人体実験に臨み、そして吸血鬼のような体質を得てしまったという設定。人間の血を求め、牙を生やし、超人的な身体能力でスパイダーマンと戦ったが、のちにヒーローのように描写されることも多くなっている。

報道によれば、『モービウス』で監督を務めるのは、『デンジャラス・ラン』(2012)や『チャイルド44 森に消えた子供たち』(2015)、『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサ。『マグニフィセント・セブン』(2016)のアントワーン・フークア監督がソニーとの話し合いに入っていたことが判明していたが、その後ダニエル監督へとバトンは回されたようだ。
なお、脚本は『キング・オブ・エジプト』(2016)や『パワーレンジャー』(2017)、Netflixドラマ『ロスト・イン・スペース』(2018)を執筆したマット・サザマ&バーク・シャープレスが担当する。

Variety誌によれば、本作の企画にジャレッドは以前からゆるやかに関わっており、適切な方針が立ちしだい本格的に携わる意向だったようだ。ジャレッドとダニエル監督は2018年5月に面会しており、それが両者の参加の決め手になったとみられる。ちなみにジャレッドは報道ののち、自身のTwitterにて『モービウス』への関与を遠回しに認めた。

「スパイダーマン」映画続々、そしてジョーカー役は

ソニー・ピクチャーズは「スパイダーマン」のスピンオフ作品として、トム・ハーディ主演『ヴェノム』(2018)の劇場公開を控えている。第2弾としては女性キャラのバディ・ムービー『シルバー&ブラック(邦題未定、原題:Silver & Black)』が準備されていたが、こちらは脚本の都合で公開時期が未定となった。ジャレッドとダニエル監督の就任が決まったことで、『モービウス』が第2弾として浮上してくる可能性もあるだろう。

 

そのほかスピンオフ作品には、スパイク・リー監督が手がける可能性が浮上していた『ナイトウォッチ(仮題)』や、韓国系アメリカ人の女性ヒーローを描く『シルク(仮題)』の企画が存在することも報じられている。アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)や、マーベルシネマティックユニバース作品『Spider-Man: Far From Home(原題)』(2019)もあることから、観客はスパイダーマン・ワールドを少なくとも今後数年にわたって楽しむことができそうだ。

その一方で気になるのは、ジャレッドの再演が待たれるDC映画ユニバースのジョーカーである。『スーサイド・スクワッド』(2016)の続編映画が2019年に撮影される予定のほか、ジャレッドが主演するジョーカーのスピンオフ映画(タイトル不明)、マーゴット・ロビー扮するハーレイ・クインとのタッグによるスピンオフ映画と、こちらも複数の企画が進行しているのだ。もっともVariety誌によれば、『モービウス』への出演がジョーカー役に影響を与えることはないとのこと。あとは具体的なスケジュールの問題ということか……。

映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』の劇場公開時期は不明。なんにせよジャレッド・レト演じる吸血鬼なんて、楽しみとしかいいようがない…!

Sources: THR, Variety, Deadline
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

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