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マーベル社長、Ms.マーベルやノヴァの映画化は「少しずつ形に」 ─ タイカ・ワイティティ新作も

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

映画『キャプテン・マーベル』が米国で封切られ、いよいよ『アベンジャーズ/エンドゲーム』を控えるマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、『エンドゲーム』後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に関する可能性を示唆した。

このたび、米Entertainment Tonightはケヴィン社長に巧みな質問をぶつけている。「すごく観たいものが4つあるので、どれを計画していらっしゃるのか、どれが実現に近いのかを教えてもらえませんか?」というのだ。

記者が挙げたのは、コミックでキャプテン・マーベルの名前を受け継いだカマラ・カーン/Ms.マーベルのMCU登場、銀河を守るヒーロー「ノヴァ」の映画化、セクシャル・マイノリティ(LGBT)のヒーロー登場、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督による新作だ。どれも以前より噂が伝えられているものばかりである、なんという策士か。これに対し、ケヴィン社長はこのように応答した。

「それらはすべて、ゆっくり形になりつつあると思いますよ…いや、言い方を変えましょう。すべて、少しずつ形になりつつあるところです(They’re all percolating)。私は、今回の作品(『キャプテン・マーベル』)や、近い将来の作品に集中しつづけていきたい。ですが、今挙げてくださったものは少しずつ進んでいます。なかには実現の近いものもありますよ。」

タイカ・ワイティティ
タイカ・ワイティティ Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/

たとえば、ノヴァやMs.マーベルの映画化は2018年春の時点でケヴィン社長自身が示唆していたものであり、ワイティティ監督もマーベルとの間で「新しい話をしています」と語っていた。セクシャル・マイノリティのヒーローは、遠からず製作されるとみられる『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』に登場するとの噂があるほか、同スタジオのプロデューサーであるヴィクトリア・アロンソ氏も登場を否定していない

2019年3月現在、『エンドゲーム』後の作品ラインナップは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』だけしか発表されておらず、その他のラインナップは『エンドゲーム』『ファー・フロム・ホーム』公開後まで明かされない見込み。ケヴィン社長は「これまで『エンドゲーム』に向けてあらゆるものを繋げながら、それらを秘密にしてきました。それが私たちの目的だったからです。ファンのみなさんにも、そこに集中してもらえればと思いますね」と述べている。さて、どの作品が最初に実現するか…?

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Ms.マーベル、邦訳版コミックも発売中

Source: ET

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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