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ディズニー実写版『ムーラン』米公開、再延期が決定 ─ 新型コロナウイルスの再拡大を受けて

ムーラン
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ディズニー実写映画版『ムーラン』の米国公開日が2020年8月21日(金)に再び延期となった。米ウォルト・ディズニー・カンパニーが発表した。

『ムーラン』は当初2020年3月27日に米国公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ディズニーは本作の公開を世界的に延期することを決定。米国では7月24日に公開予定と告知されていた。しかし6月24日には、米カリフォルニア州の新規感染者数が過去最多を記録するなど、複数の州で再び感染が広がっていることが判明し、ディズニーはカリフォルニア州ディズニーランド・パークの7月営業再開を延期すると発表していた。なお、本作の日本での公開時期は「近日公開」と告知されている(本記事時点)。米国公開情報とともに続報が待たれる。

今回の再延期にともない、ウォルト・ディズニー・スタジオズは「パンデミックのため『ムーラン』の公開計画を変更していますが、今後も状況に応じて柔軟な対応を続けていきます」との声明を発表。一方で「この映画の力や、希望と忍耐のメッセージに対する信念に揺らぎはありません」として、世界の映画館で上映し、観客がともに楽しめる映画体験を重要視していることを強調した。

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映画『ムーラン』は、1998年製作の同名アニメ映画を空前のスケールで実写映画化するファンタジー・アドベンチャー。主人公ムーラン役にはリウ・イーフェイ、そのほかコン・リーやジェット・リー、ドニー・イェンなど世界で活躍する中国のスター俳優が結集した。監督は『クジラの島の少女』(2002)が絶賛されたニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロが務めている。

新型コロナウイルスの状況を鑑みて、『ムーラン』に先がけては、クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』も7月31日から8月12日への再延期が決まっていた。これを受けて、ラッセル・クロウ主演映画『Unhinged(原題)』は7月10日から7月31日に、ソニー製作のロマンティック・コメディ『The Broken Hearts Gallery(原題)』は7月17日から8月7日に延期を決定。新作映画の公開スケジュールが、全体的に7月から8月へ繰り下げられた格好となっている。

Source: The Hollywood Reporter, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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