『007』新作映画は「より良く、より強力で、かつ大胆に」と新脚本家 ─ 「とてもプレッシャーを感じる」

『007』新作映画(タイトル未定)は、シリーズの過去作よりも「さらに良く、より強力で、かつ大胆な」映画にしたい──。新脚本家に就任した「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-2022)のスティーヴン・ナイトが意気込みを語った。
英BBCのラジオ番組「Live Breakfast」に登場したナイトは、ジェームズ・ボンド映画は「自分の“やりたいことリスト”にずっとあった」と明かし、「作業を始めるのが楽しみ」と心境を語った。
「僕は長年にわたるボンドファンとして、(『007』を)自分の奥深くに根付かせられるといいなと思っています。これまでと同じで、けれども違って、さらに良く、より強力で、かつ大胆な映画を作れることを願っています。」
脚本家のみならず映画監督・小説家として長きにわたるキャリアを誇るナイトは、『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2013)や『スペンサー ダイアナの決意』(2021)『イースタン・プロミス』(2006)など数々の作品を手がけてきた。それでもジェームズ・ボンドの最新作は「とてもプレッシャーを感じる」というが、「自分のやるべきことを、できるかぎりうまくやるだけです」とも話している。
既報によると、『007』シリーズの第26作となる本作の脚本家は数週間かけて検討されていたとのこと。はじめはプロデューサーのエイミー・パスカルから呼び出されたというが、「最初は何のことかわからなかった」という。「その後、すぐに内容がわかって本当に興奮しましたし、とても希望が持てました。何度かミーティングを重ね、アイデアを話し合ったあとに決まったんです」。
監督は『DUNE/デューン』シリーズや『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ。ナイトのコメントから察するに、実際の脚本作業はこれから始まるものとみられる。
ちなみに最も注目されているのは、ダニエル・クレイグに代わる新たなジェームズ・ボンド俳優。あらゆる名前が候補者として伝えられるなか、果たして誰が演じることになるのか、現在の状況は──。この問いかけに、ナイトは「とってもいい質問ですが、それはお答えできません」とだけ応じた。
▼『007』の記事

Amazon、『007』クリエイティブ権獲得のため30億円を支払っていた ─ 前製作会社から関連資産一式を購入 それでも全購入額のごくわずか 



『007』ジェームズ・ボンド過去作アートから「拳銃」削除騒動、海外ファンから反発 不自然だね 



『007』スピンオフ展開の可能性?「実現すると確信」「ボンドのオリジンや、マネーペニーのドラマなど」 可能性は未知数 

『007』新ジェームズ・ボンドに「イギリス出身、無名の新人俳優」を起用の方針 ─ 「新たなボンド、新たな始まり、すべてを一新」 『デューン3』撮影終了後に検討へ 

ボンド役はパトリック・ギブソン、新ゲーム『007 First Light』映像が初公開 ─ 2026年3月発売決定 30分超の映像デビュー
Source: BBC



























