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X-MENスピンオフ『ニュー・ミュータンツ』、映像配信サービス「Disney+」にて配信か ─ ディズニー&フォックス事業統合間近、米報道

X-MEN
Photo by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/3500203823

20世紀フォックス製作、映画『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:The New Mutants)』が、ウォルト・ディズニー・カンパニーの映像配信サービス「Disney+」で配信される可能性が出てきた。米Vanity Fairが報じている。

これはウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスの事業統合を受けてのこと。2018年6月、ディズニーは21世紀フォックスの映画事業(20世紀フォックス)やテレビ事業(FOX ネットワークスなど)をはじめとした複数の事業を713億ドル(7兆8,430億円※1ドル110円換算)で買収することでフォックス側と合意。両社の統合完了は2019年3月20日(米国時間)を予定しているという。

統合後、ディズニーは現在20世紀フォックスで製作が進められている映画について、配給に至るまでの全工程を統括する見込み。米Vanity Fairの記者ニコール・スパーリング氏によると、『オリエント急行殺人事件』(2017)の続編『ナイルに死す(邦題未定、原題:Death on the Nile)』『アバター』(2009)続編など予算の大きい作品は劇場公開し、予算規模の小さい映画は2019年よりサービス開始予定の「Disney+」で配信する可能性が高いという。特に「手頃な予算、若いキャスト、小さい規模」で製作が進められている『ニュー・ミュータンツ』は、「Disney+」で配信されるにふさわしい要素を持ち合わせていると分析されている。

映画『ニュー・ミュータンツ』は、当初2018年4月13日に全米公開される予定だったものの、2度にわたって公開が延期され、2019年8月2日の米国公開予定となっている。同作は完成に向け、2019年2月に再撮影が行われていると伝えられていたが、その後の進捗は明らかになっていない。

今回の情報はあくまで公式発表ではなく、Vanity Fairの記者が独自に取材したものである。しかしながら、急ピッチで事業統合が進められるなか、『ニュー・ミュータンツ』のみならず直近の作品について劇場公開が見送られる可能性は否定できないだろう。20世紀フォックスというブランド名こそ残るものの、新体制で安定がみられるまで、ディズニー&旧21世紀フォックスがともに慎重な姿勢をみせることは大いに考えられる。

なお「Disney+」では、ディズニーの保有するコンテンツが配信されるほか、『スター・ウォーズ』やマーベル・シネマティック・ユニバースのテレビシリーズ作品、『モンスターズ・インク』『ハイスクール・ミュージカル』のテレビシリーズなどが発表されるとのこと。『ニュー・ミュータンツ』が本当に配信扱いとなるかは不明だが、ディズニー/フォックス作品のバランスなども含めて、いずれ来るラインナップ情報に注目しておきたい。

Source: Vanity Fair

Writer

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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