X-MEN『ニュー・ミュータンツ』2019年内に再撮影を実施へ ─ 2020年4月に米国公開予定

映画版『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品で、“初のホラー映画”と称されている『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:New Mutants)』の再撮影は、やはり2019年内に実施されることになりそうだ。
本作は3度の公開延期を繰り返しており、1度目は2018年4月13日から2019年2月22日へ、2度目は2019年8月2日へ、そしてディズニーと20世紀フォックスの事業統合を経て、ようやく2020年4月3日に米国公開されることが決定。当初の予定から、じつに丸2年もの延期となった。
最初に公開延期が伝えられた際、本作は「ホラー映画として十分に怖くない」との理由から、登場人物を追加して全編の半分以上を撮り直すとの情報が流れていた。ジョシュ・ブーン監督と20世紀フォックスが対立しているともいわれ、本撮影終了後から穏やかでない空気が漂っていたのだ。しかし、再撮影は結局行われなかったことが判明。公開するにせよ、撮り直すのか撮り直さないのかは曖昧な状態が続いていたのである。
『ニュー・ミュータンツ』やはり再撮影する
ところがプロデューサーのサイモン・キンバーグが英Digital Spyに語ったところによると、やはり『ニュー・ミュータンツ』の再撮影は行われるようだ。「今年(2019年)再撮影をやります。再撮影をどのようなものにするかを検討し、出演者を呼び戻す作業をしていました」と語られているのだ。
「マーベルは撮り直しも予算やスケジュールに見事に組み込んでいます。だから全てが整っていますよ、こんなにスマートなことはなかったくらい。大急ぎで俳優を呼び戻しているので、全員が同じタイミングで、同じ場所に集まります。
『X-MEN』のメインシリーズほどの大スターが出ているわけではありませんから、『ニュー・ミュータンツ』は(出演者を集めるのが)簡単だと思われることでしょう。だけど、彼女たちは全員テレビドラマに出ている。だから番組の撮影が終わるまで待たなきゃいけないんです。[中略]今年のどこかで撮り直しを実施して、それから映画は公開されます。」
『ニュー・ミュータンツ』には『スプリット』(2016)『ミスター・ガラス』(2019)のアニャ・テイラー=ジョイ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズ、「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンら旬の若手俳優が集結している。本作の撮影が完了してから2年、アニャはすっかり注目女優としてキャリアを伸ばしているほか、メイジーは「ゲーム・オブ・スローンズ」が完結した。若者は2年間あればずいぶん成長してしまうが、本撮影と再撮影、それぞれの映像はうまく繋がるのか…!?
映画『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:New Mutants)』は2020年4月3日に米国公開予定。
Source: Digital Spy