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THE RIVERニュースレター 7月6日号 ─ 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』レビューなど

THE RIVERのニュースレターです。日々のニュースや話題から注目のトピックを厳選して紹介・解説します。面白い最新情報や、タメになる話まで。THE RIVER運営代表の中谷が担当。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を試写で鑑賞。上映時間は2時間43分と長尺なのですが、体感時間はその半分ほどに感じられるほど、目まぐるしいアクションが次々と繰り出されます。

トム・クルーズも還暦を迎えており、シリーズそのものがこれだけ長期化していれば、どこかが衰えてしまってもおかしくないのですが、ここまで毎度アドレナリンを高めて挑んでくるのは『ミッション:インポッシブル』シリーズがほとんど唯一と言っても良いのではないでしょうか。また、シリーズを追っていないとついていけないような要素も少なく、毎回冒頭で必ずお決まりの説明(自動消滅するボイスメッセージによるブリーフィング)があるところなど、日本で『名探偵コナン』映画が長寿ヒットしているのと似ているところもある気がします。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

盛んに露出されているバイクジャンプのクレイジーさはもちろんのこと、スリリングな鬼ごっこバトルやカーチェイス、そして列車でのハラハラドキドキの大アクションなど、これぞ映画館で堪能すべし見どころが満載。新キャストの織り交ぜ方も良かったです。7月21日より日本公開。

きょうの話題

  • 『スパイダーバース』続編、間に合うか微妙になってきた気配
  • ジェームズ・マンゴールド版『ボバ・フェット』映画はR指定の惑星マカロニ・ウェスタンだった?
  • 『ビッグ・フィッシュ』小道具小屋が落雷で全焼
  • ガル・ガドットの『クレオパトラ』は存続、「待ちきれない」とコメント

『スパイダーバース』続編、間に合うか微妙になってきた気配

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の後編となる『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は2024年3月29日のUS公開予定だ。しかし製作陣は以前「間に合うかわからない」との旨を話しており、公開延期の可能性が囁かれていた。脚本と製作のフィル・ロードとクリス・ミラーはこの度、「素晴らしい作品に仕上げるために時間をかけるだけだ」との意気込みに加えて、「間に合わない公開日に戻るつもりはない」と、なんとも言えない微妙な言葉を語っている。

実は『アクロス・ザ・スパイダーバース』については、VFXアーティストが現場の悪条件ぶりを告発したり、プロデューサーがそれを否定したりと、製作をめぐって穏やかではない話題も飛び出していた。また、『アクロス…』のセリフ収録は数年かかっていたにも関わらず、グウェン役のヘイリー・スタインフェルドはまだ『ビヨンド…』の収録は開始されていないとも話している。

ジェームズ・マンゴールド版『ボバ・フェット』映画はR指定の惑星マカロニ・ウェスタンだった?

ジェームズ・マンゴールド監督は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でさらに名を馳せることとなったが、以前には同じくルーカスフィルムにて『スター・ウォーズ』ボバ・フェットのスピンオフ映画企画の監督に就任したと伝えられたことがある。結局映画はお蔵入りとなり、この賞金稼ぎは代わりにディズニープラスでドラマ化されることになったわけだが、当時マンゴールドは「R指定の惑星マカロニ・ウェスタン」として構想していたそうだ。

「おそらくみんなを怖がらせていたと思う」「もし僕が作っていたら、ベビー・ヨーダが入れる余地はなかった」と語っているから、なかなかハードな作品になっていたことだろう。現在までに『スター・ウォーズ』のR指定作品は作られていないから、その点でもかなり野心的になっていたと思われる。マンゴールドはこの作品を執筆していた頃について、「ひたすらエンリオ・モリコーネを聴きながら、一日中、一晩中タイピングしていた」と振り返る。

『ビッグ・フィッシュ』小道具小屋が落雷で全焼

ティム・バートン監督、ユアン・マクレガー主演の人気作『ビッグ・フィッシュ』(2003)の小道具小屋が全焼してしまったようだ。この小屋は映画に登場する架空の町「スペクター」のセットを保全して観光地運営する小島「Jackson Lake Island」(アラバマ州エルモア群)にあったもので、7月3日に落雷のため全焼した。

「Jackson Lake Island」はその翌日に、「街のそのほかの部分は無事なので、通常通り運営しています」とアナウンス。なお落雷火災の際、飼育されているヤギさんたちは教会に避難してみんな無事だったそう。

ガル・ガドットの『クレオパトラ』は存続、「待ちきれない」とコメント

ガル・ガドットがクレオパトラを演じる映画企画が報じられてからもう2年近くが経つが、企画は存続しており、ガドットも演じることを楽しみにしているようだ。VOGUE香港版の新しいインタビューで「ワンダーウーマンは空想上の強い女性リーダーだったけど、クレオパトラは実在のリーダー」と語るガドットは、この人物に関する書物を読むほどに魅了されたといい、「クレオパトラが単なる誘惑者だったという物語を変え、世界と共有するのが待ちきれません」とワクワクしている様子だ。

この企画はもともと米パラマウントで『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンスが監督を務める予定だったが、監督は降板し、配給権も米ユニバーサルに移った。現在は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」カリ・スコグランドが監督に就任している。

情報参考:Vogue HK,Vartiety,Comicbook.com

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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