クリストファー・ノーラン『007』次回作は「断じて撮らない」 ― 今後、シリーズ登板の可能性は

映画『ダークナイト』3部作や『インターステラー』(2014)、『ダンケルク』(2017)などで知られる“現代の巨匠”クリストファー・ノーランが、『007』シリーズの次回作でメガホンを取る可能性を完全に否定した。

『007』新監督はノーランにあらず

イギリス秘密情報部(MI6)に属する世界一有名なスパイ、ジェームズ・ボンドを主人公とする『007』シリーズは、映画史に残る大人気シリーズ。ボンド役はショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンという顔ぶれが演じ継ぎ、2006年『007 カジノ・ロワイヤル』からはダニエル・クレイグが務めている。
2019年11月にはシリーズ第25作(タイトル未定)が米国公開される予定で、紆余曲折の末にクレイグの続投が決定している状況だ。

しかし『007』第25作の懸案点は、『007 スカイフォール』『007 スペクター』を手がけたサム・メンデス監督が続投しないこと。新たな監督が誰になるのか、という話題には世界中の映画ファンから注目が集まってきた。そんな中、表立った情報が出てこないにもかかわらず、熱望の声がやまないのがクリストファー・ノーランだったのである。

ところが、英BBCラジオ4のトーク番組“Desert Island Discs”に登場したノーランは『007』第25作への登板をきっぱり否定している。

「僕は(次回作の)監督にはなりません。やりませんよ、断じて。新しい監督が雇われる時には、僕が撮るって噂がいつも流れてるように思いますね。」

2017年7月、米国の映画データベースサイト「IMDb」にて、ノーランの製作会社であるシンコピー(SYNCOPY)が『007』第25作に参加するという情報が出現。ノーランが監督に就任するという噂がささやかれていた
しかしノーラン自身は、数年間にわたって『007』のプロデューサー陣と話し合いを続けていることを明らかにしながらも、「いずれ実現するかもしれない」「改革が必要になる、(その時には)誰かが必要になる」として、すぐさま監督に就任する可能性を遠回しに否定してきたのである。今回、次回作については「断じて撮らない」という姿勢が示されているものの、将来的に登板の可能性がまったくないとは言えないだろう。

なお『007』第25作の監督候補者には、『ベルファスト71』(2014)のヤン・ドマンジュ、『最後の追跡』(2016)のデヴィッド・マッケンジー、そして『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴの名前が挙がっていた。ボンド役のクレイグがヴィルヌーヴの就任を希望しているという情報もあったが、残念ながらヴィルヌーヴはSF小説『デューン/砂の惑星』の再映画化に着手しており、就任の可能性は低いとみられる。しかしシリーズの撮影規模を鑑みると、そろそろ本格始動しなければ間に合わないのでは……?

映画『007』第25作は2019年11月8日米国公開予定
クリストファー・ノーランの最新作『ダンケルク』のブルーレイ&DVDは現在発売中だ。

Sources: https://www.cinemablend.com/news/2313791/sadly-christopher-nolan-wont-be-directing-bond-25
http://www.bbc.co.uk/programmes/b09rwygm
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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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