『ブレードランナー 2049』監督、『007』就任は「タイミングの問題」 ― 完全否定はせず、次回作は『デューン』

2019年公開予定の『007』第25作で、監督候補の一人として名前が挙がっているのが『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴだ。『ボーダーライン』(2015)や『メッセージ』(2016)など力作を連続して発表している彼は、ハリウッドで現在最も求められるクリエイターの一人となった。何を隠そう、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがドゥニの『007』監督就任を熱望したというのである。

ところが引く手あまたのドゥニは、他の監督候補者に比べて圧倒的にスケジュールが過密な人物だ。フランク・ハーバートによるSF小説『デューン/砂の惑星』の映画版に登板するという情報のほか、2017年9月には『クレオパトラ(原題:Cleopatra)』の契約交渉に臨んでいるとも報じられたのだ。

そんなドゥニは、果たして『007』第25作でもメガホンを取ることができるのか? 2017年10月には「ボンド映画を撮ることは、とても大きな喜びになるでしょうね」とコメントしていたわけだが……。

完全否定はせず、ただし望み薄?

The Playlistのポッドキャストに登場したドゥニは、『007』第25作で監督を務める可能性についてこう述べている。

「わからないんです、でも(話は)聞いています。ダニエル・クレイグはすごく刺激的な俳優ですね。何度か会ったんですが、僕はいま『デューン(Dune)』で忙しいんですよ。でも、彼と仕事をする権利を持つなんて夢のようですね。ダニエルとは仕事したいし、ボンド映画はご褒美のようなものですから。タイミングの問題だと思います。」

やはり以前からの報道通り、ドゥニは現在『デューン/砂の惑星』映画版の準備に着手しているようだ。したがって完全否定こそしていないものの、彼が『007』第25作に就任する可能性は低いといっていいだろう。なぜなら同作は2019年11月8日に米国公開されることが決定しているため、製作規模を鑑みるとスケジュールはすでにタイトな状況なのである。

したがって今回のコメントで重要なのは、『007』第25作への就任が云々というよりも、ドゥニがボンド映画やダニエル・クレイグとの仕事に彼が強い興味を示しているらしいことだろう。もしかするとシリーズ第26作での登板もありうるだろうし、仮に第25作の公開日が延期されたりした場合にはドゥニがオファーを受ける可能性もゼロではなさそうだ……。

 

映画『007』第25作(タイトル不明)は2019年11月8日に米国公開予定。
なお、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作『ブレードランナー 2049』は2017年10月27日より全国の映画館にて公開中。

Source: https://theplaylist.net/denis-villeneuve-james-bond-but-dune-20171109/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35397143143/ )

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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