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『グランド・イリュージョン3』に『ヴェノム』『ゾンビランド』監督が就任

グランド・イリュージョン
© Summit Entertainment 写真:ゼータ イメージ

4人のイリュージョニストたちが、マジックを駆使して計画に挑む人気シリーズ『グランド・イリュージョン』の第3作の監督に、『ゾンビランド』シリーズや『ヴェノム』(2018)などで知られるルーベン・フライシャー監督が就任したことがわかった。米Deadlineが報じた。

同作は2020年4月に正式始動が伝えられていた。脚本が改稿になる模様で、『トップガン マーヴェリック』エリック・ウォーレン・シンガーが手掛けた原稿を元に『高慢と偏見とゾンビ』(2016)などのセス・グレアム=スミスが新たに執筆する。

フライシャー監督といえば、同シリーズの主要キャストであるジェシー・アイゼンバーグウディ・ハレルソンとは『ゾンビランド』シリーズからの縁となる。「私がこの世界で絶対に大好きなものといえば、ジェシー・アイゼンバーグとウディ・ハレルソンとマジックです」「私は生涯を通じて強盗映画のファンでした。ひねりが効いていて、何もかも見かけによらないミステリーに引き込まれるのが大好きです。その強盗がマジシャンだというのなら、尚更です」と、フライシャーはコメントを寄せた。

ライオンズゲート社のネイサン・カハネ社長が「彼はキャラクター主体のブロックバスター娯楽大作について特別な才能がある」と評するように、フライシャー監督は『ゾンビランド』や『ヴェノム』、直近作では『アンチャーテッド』(2022)といったエンタメ大作でキャラクターのダイナミズムを豊かに築いた。『グランド・イリュージョン』シリーズでは、“フォー・ホースメン”と呼ばれる4人の奇術師による様々なコラボレーションが物語の鍵となる。

見所は、4人のメンバーが鮮やかなトリックで捜査官たちを騙しながら犯罪に挑んでいく姿だ。第1作『グランド・イリュージョン』(2013)ではラスベガスの会場にいながらパリの銀行から金を奪うというミッションに臨み、第2作『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)では巨大IT企業による個人情報売買を暴こうとする4人の前に、天才エンジニアのウォルター・メイブリーが立ちはだかった。

第3作では、シリーズのもつ楽しさやマジックの要素を引き継ぎ、第1作の精神に回帰しながら、新たなキャラクターを登場させるものになるという。

第1作はルイ・レテリエ監督が、第2作はジョン・M・チュウ監督がそれぞれ手がけた。レテリエ監督は以前、3作目を担当できれば実物を使った特殊効果を用いてマジックを描きたいと展望を語っていた。また、ジョン・M・チュウ監督も続編に関心を示しつつ、「もう一度ジェシーとはご一緒したい」と話したことがある

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Source:Deadline

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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